国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

国連広報センターの活動

誰が何のために発信しているの? 子どもたちと考える災害時の情報

戸田市立美女木小学校5年生に向けたデジタル・シティズンシップの授業の1コマ(C) UNIC Tokyo 「デジタル・シティズンシップ」という言葉をご存知ですか?「デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し、参加する能力」と欧州評議会が定義しているもの…

未曽有の「人類の危機」

2023年を振り返って、根本かおる国連広報センター所長の寄稿をお届けします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 年の瀬を迎え2023年を振り返るとき、10月7日の世界を震撼させたイスラム組織ハマスなどによるイスラエルへのテロ奇襲…

気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)を振り返る – 真剣勝負の2週間

11月6日から2週間に渡ってエジプトのシャム・エル・シェイクで開かれた気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に、国連広報センターの佐藤桃子広報官が国連グローバル・コミュニケーション局のサポートのために参加しました。世界から約3万5000人が集っ…

新たな希望の連携 メディアをつくる側も選ぶ側も気候変動に責任を持つ

国連とメディアが連携して気候変動対策のアクションを呼びかけるキャンペーン「1.5℃の約束 - いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」が展開される中、Media is Hopeという市民グループから連携の動きが生まれています。気候変動問題の解決に向け、これ…

ビジュアルで綴る、グテーレス国連事務総長の3年ぶりの日本訪問

「日本では、折り鶴は核兵器のない未来への希望を象徴します。核の脅威に対する解決策はただ一つ、核兵器を一切持たないことです。」© UN Photo/Ichiro Mae 2022年8月5日から8日までの日程で、アントニオ・グテーレス国連事務総長が日本を訪問しました。2019…

SDGsを伝える仕事(4)―「1.5℃の約束」キャンペーンが始動(国連広報センター 根本かおる所長)

コミュニケーションの側面から「持続可能な開発目標(SDGs)」を日本社会に普及させるための試みについて、このブログ・シリーズで書いてきたが、今回はメディアとの連携について取り上げたい。 SDGsに対する認知向上に新たな弾みをつけるためのイニシアティ…

SDGsを伝える仕事(3)― 笑いのちからで、SDGsに振り向いてもらう(国連広報センター 根本かおる所長)

前回は、持続可能な開発目標(SDGs)の実施が始まったばかりの2016年初め、幅広い関係者との協議を経て17分野の目標それぞれの日本語のキャッチコピーを作り、発信をスタートさせたばかりの頃のことについて綴った。2016年5月、日本政府に総理大臣を本部長と…

SDGsを伝える仕事(2)― 心に響く日本語コピーを求めて(国連広報センター 根本かおる所長)

前回のブログ記事では、「誰一人取り残さない」という根本的な理念と「普遍性」、「統合力」という基本姿勢に後押しされて、「持続可能な開発目標(SDGs)」を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の推進というニューフロンティアに恐る恐る足を踏…

SDGsを伝える仕事(1)― 「誰一人取り残さない」社会への旅路(国連広報センター 根本かおる所長)

この度2021年度の日本PR大賞「パーソン・オブ・ザ・イヤー」という賞をいただき、身の引き締まる思いだ。幅広い分野の関係者の方々が、SDGsに真摯に向き合って、熱意をもって取り組んでくださったおかげで、この場をお借りして御礼申し上げたい。授賞理由に…

SDGsを合言葉に、仲間を増やして  ~ 今年も国連寄託図書館研修会をオンライン開催<後編>

www.youtube.com 国連広報センターの千葉です。1月20日(木)に開催された国連寄託図書館研修会の様子を綴らせていただいています。前編は午前の部で行われた、国連広報センターからの情報提供と、図書館の皆さんからのSDGsへの取り組みに関する情報共有の様…

SDGsを合言葉に、仲間を増やして  ~ 今年も国連寄託図書館研修会をオンライン開催<前編>

www.youtube.com こんにちは、国連広報センターの千葉です。2022年1月20日(木)、SDGs(持続可能な開発目標)を合言葉に、国連寄託図書館の年次研修会を開催し、国連広報センターから参加者の皆さんにSDGsをはじめ国連が取り組む優先課題について情報を提供す…

2021年を振り返って 国連広報センター所長

今年9月の国連総会ハイレベルウィークで、SDGs推進の機運を高める会合「SDGモーメント」に特別ゲストとして出席したBTS ©︎ UN Photo/Cia Pak 今年の「DIME トレンド大賞」で、持続可能な開発目標(SDGs)がライフスタイル部門ならびに大賞に選ばれました。大…

国連広報センターの活動の裏側をご紹介:SDG ZONE at TOKYO開催までの道のり

10月24日は、1945年のこの日に国連憲章が発効し、国連が創設されたことを記念した「国連デー」です。今回はこの国連デーを前に、国連本部の日本における出先事務所である国連広報センターの活動の裏側を広報官の佐藤桃子が紹介します。 朝日新聞社のスタジオ…

写真でつづる中満泉 国連事務次長・軍縮担当上級代表の訪日 (2021年8月)

国連広報センターの根本かおるです。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延する中での広島・長崎での平和式典に、昨年に続き今年も、中満泉 国連事務次長・軍縮担当上級代表がアントニオ・グテーレス国連事務総長の名代として参列しました。 日本滞在…

コロナ禍の中、オンラインでつながる図書館 ~SDGsを合言葉に、国連寄託図書館会議が1月14日開催~

こんにちは。国連広報センターの千葉です。 1月14日(木)、国連寄託図書館の研修会を開催しました。 この研修会は、国連が指定する国連寄託図書館を対象にして1960年代にスタートし、そのネットワークを広げ始めた2000年代からは、あらたなパートナーとして…

2020年国連デーを振り返る「一緒につくろう、私たちの未来」

国連の誕生日は、国連憲章が発効して国連が正式に創設された10月24日。2020年はその75周年でした。新型コロナウイルス感染症の影響で物理的なイベントを開催できない中、いかにこの国連の75歳の誕生日を日本の皆さんと共有したか、国連広報センターの佐藤桃…

写真でつづる中満泉 国連事務次長・軍縮担当上級代表の訪日 (2020年8月3日―11日)

国連広報センターの根本です。中満事務次長が訪日し、広島・長崎への原爆投下から75年という重要な節目で行われる式典にグテーレス国連事務総長の名代として参列しました。滞在期間中は、被爆者や若者、政府、市民団体などと意見交換を行ったり、オンライン…

国連創設75周年(UN75)私たちの未来について「対話」をしよう!! ~若者たちよ、自分たちの声を発信しよう!~

キャサリン・ポラード事務次長(写真中央)と国連広報センタースタッフ UNIC Tokyo 皆さんは、今年で国連が創設されて75年になることをご存じでしょうか? 国連は、2つの世界大戦を経て、国際平和と経済・社会発展の実現を誓った国々によって1945年に生まれま…

静岡の高校生たちのSDGs達成にむけたアクション:若者たちこそが世界を変える

2018年にSDGs未来都市に選定され、「SDGsを自分事に」と市民巻き込み型の啓発活動を推進してきた静岡市。今年1月を通して「SDGs Month」との名のもとに様々な啓発活動をラインアップ。1月11日には「SDGs Collection」としてステージあり、地元団体・企業・大…

ー日本におけるSDGsの広まりを実感:国連グローバル・コミュニケーション局 戦略コミュニケーション部長訪日を振り返って―

SDGメディア・コンパクト出席者の集合写真 ©UNIC Tokyo 2019年12月5日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された日経SDGsフォーラムシンポジウム(日本経済新聞社・日経BP主催)で基調講演するため、ニューヨークの国連本部からセダ・プムピャンスカ…

気候変動問題に取り組む若者たち~私たちにも何かできるのか~

気候行動サミットに先立ち、9月21日に国連本部(ニューヨーク)で気候変動対策にテーマに絞った若者による初のサミット「国連ユース気候サミット」が開かれました。 気候行動サミットなどで世界のリーダーたちが温室効果ガス排出削減をはじめとする様々な気…

Secretary-General’s Visit to Japan for TICAD7

Africa is a dynamic continent of opportunity where winds of hope are blowing ever stronger. I’m at #TICAD7 in Japan to call on the international community to scale up its partnership with Africa for its peace and sustainable development ef…

ダイバーシティー&インクルージョンを体感する「未来言語ワークショップ」

国連広報センター所長の根本です。 聾・視覚障害、知的障害、精神障害などの障害とともに生きる人々、また日本語がわからない外国人は、様々な言語的な壁を感じながら日本で暮らしています。そんな方々のニーズや心細さを疑似体験して、「言葉」を「伝える」…

【第7回アフリカ開発会議(TICAD7) 】国連事務総長訪日とTICADを振り返る

Africa is a dynamic continent of opportunity where winds of hope are blowing ever stronger. I’m at #TICAD7 in Japan to call on the international community to scale up its partnership with Africa for its peace and sustainable development ef…

国連総会で見えた、持続可能な社会を実現する多様なコラボレーション

国連広報センターの根本かおる所長は、2019年9月23日から27日まで、第74回国連総会のハイレベルウィークに参加するためアメリカ・ニューヨークを訪問した。193の国連加盟国の首脳陣に加え、世界中のあらゆる分野からパートナー達が集ったこの場で見えてきた…

【G20 Osaka Summit】Illustrating the Secretary-General's Visit to Osaka Through Pictures and Twitter Updates

~Urging the global community to take charge and tackle climate change~ UN Secretary-General Antonio Guterres recently visited Japan to attend the G20 summit, which was held during a three-day period from 27 to 29 June 2019. A press confere…

【G20大阪サミット】写真とTwitterで綴る国連事務総長の訪日

~より強力な気候変動への取り組みを国際社会に求める~ 2019年6月27日から29日までの3日間、アントニオ・グテーレス国連事務総長がG20大阪サミット出席のため、日本を訪問しました。 サミット開幕に先立って行われた記者会見に始まり、数々のセッションに出…

沖縄で感じたSDGsの浸透の手応え

島ぜんぶでおーきな祭 -第11回沖縄国際映画祭のレッドカーペット、西川きよしさん、河本準一さん、住みます芸人のみなさんとマヘル・ナセル 国連アウトリーチ部長と根本かおる国連広報センター所長 Photo: UNIC Tokyo/Takashi Okano 国連広報センターの根本…

メディア出身のスメイル国連事務次長が見た日本

国連広報センターの根本です。 国連広報局を束ねるアリソン・スメイル事務次長が11月12日から16日の日程で日本を訪問しました。世界およそ60ヶ所にある国連広報センターをはじめ、国連広報局全体を統括するトップの事務次長の訪日は2014年以来4年ぶりのこと…

インターンが国連アカデミック・インパクトの会合を通じてパートナーシップを実感

11月9日、国連アカデミック・インパクト(UN Academic Impact Japan)の会合が国連広報センターの主催により開催されました。国連広報局アウトリーチ部のマーヘル・ナセル部長と国連民間連携オフィスのロバート・スキナー エグゼクティブ・ディレクターが来…