国際関係への関心から、国連広報センターの活動をインターンとして支えようという意欲あふれる若者たちが、このオフィスには常時5名ほど働いています。事務所の中央の一番目立つ場所に、インターンが固まって座っている「しま」があり、若者のエネルギーをオフィス全体に振りまいてくれています。
私自身、大学院生だった頃に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のインターンとして難民キャンプで活動したからこそ、後に国連に進むことになったと思っています。国連の活動を内側からのぞくことのできる、とても貴重な体験でした。国連広報センターでは、日本の若者たちに具体的に提供できる機会として、インターンシップを大切にしています。関連情報をウェブサイトに積極的に掲載して、関心の輪を広げていますので、興味のある方は、是非ご覧になってみてください!
最低3ヶ月、フルタイムで働くインターンたちは、日本人だけではありません。現在ノルウェー人のカミラとドイツ人のエミリーが、日本人インターンにまじって、任せられたプロジェクトと格闘しています。彼女たちは海外から応募書類を提出し、スカイプで面接を受けました。「無給」にも関わらず、この物価の高い東京で、ルームシェアをして生活費を抑える工夫をしながら、日本の生活をエンジョイしています。
カミラ(左前) エミリー(右奥)
カミラはノルウェー政府外務省の国連インターン支援制度を通じて、渡航費と生活支援金のサポートを受けています。国連外交を重視する同国の姿勢に敬服! ノルウェーでは、この制度で国連の事務所でインターンを体験した若者の多くが後に国連に進んでいる、とのことです。
パリの大学院を卒業したエミリーは日本の文化に関心があったことから、インターンをするなら是非日本の国連の事務所で、と希望して応募しました。貯金を取り崩しながらのインターン生活ですが、日本語も覚え、成果は上々です!
お国自慢や文化交流もあるのが、国連で働く楽しさの一つ。笑いの絶えないグローバルなインターンのチームは、私にとっても大いに刺激になっています!