連載第4回 青い海、白い砂浜、そしてテロとのたたかい(下)
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IOMチームには、ケニア第2の都市・モンバサに職を求めて移り住んだ人々が多く住むジョムヴ地区にも案内してもらいましたが、トタン屋根の家々が無秩序に立てられ、まるで迷路のような路地が続きます。麻薬の常習が深刻とも聞き、ケニア政府としてはこの地域を暴力的過激主義のリスクを受けかねない地域と見ています。
このコミュニティーには水道などのインフラは整っておらず、人々は大きな水の貯蔵タンクを備えた「水屋」から水を買って暮らしています。水屋は、生活用水には地下水をポンプでくみ上げた水(塩分を含んでいるため、飲み水には使えません)を、そして飲み水には給水車が地域に運んできた水を、それぞれタンクに貯蔵して、小売りするわけです。視察した時にも、給水ポイントには人々が群がっていました。
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