国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

「地球市民」としての学びにつながる国連インターン経験

インターン齋藤実央です。2014年の3月末に4年間勤めた日本赤十字社を退職し、7月からイギリスの大学院に留学するため、それまでの期間(4~6月の3ヶ月間)に国連広報センター(UNIC)でお世話になりました。 私がここでインターンをした目的は、主に3つあります。まず、学生時代に在籍していた国際NGOや、大学卒業後に勤務した公的機関とはまた別の立場から、世界的課題へのアプローチを学ぶこと。2つ目は、自分が得意とするSNSやブログなどのWebライティングのスキルを生かして、意義ある活動のPRに貢献すること。そして最後に、渡英前に少しでも英語を使う機会を増やすことです。結果的に、どの目的にも適った経験をすることができ、有意義な3ヶ月間を過ごさせていただけたことに感謝しています。

 

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▲ともにインターンに取り組んだ仲間たち(後列真ん中が筆者)

 もともと、子どもの権利や難民問題など、特に関心がある国際問題はありましたが、国連広報センターでの日々の業務(新聞記事のクリッピング等)を通して、国際情勢を包括的に学ぶ機会が得られました。また、「開発と平和のためのスポーツの国際デー」「中東和平国際メディア・セミナー」など、国連主催の大きなイベントに微力ながら携わらせていただく中で、世界が抱える諸問題の解決に向けて様々な立場の人たちが協働していることを肌で感じることができ、貴重な経験となりました。

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▲修学旅行生への国連案内も担当しました

 この3ヶ月間で、私が最も多くの時間とエネルギーを費やしたのは、UNICウェブサイトの「国連職員の声」に掲載する記事の編集です。世界各地にいる日本人国連職員の皆さんからご寄稿いただいた文章を読み込み、彼らの活躍を一般の方々に分かりやすく伝えられるよう、工夫をしました。その中で、「国連職員」と一口に言っても、その働き方は多岐にわたっていること、それぞれいろいろな想いを持って業務に取り組まれていることを知ることができました。UNICの職員さんから的確なアドバイスをいただき、ライティングの基礎を学ぶことができたことは、私にとって大きな収穫です。

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▲職員さんにたくさん添削していただいた原稿

7名という限られた人数で国連の広報業務に取り組んでいるUNICの職員の方々、そして毎日たくさんのエネルギーをくれた個性豊かなインターンの仲間たちに感謝しています。 この3ヶ月間で得たことは、大学院で「地球市民教育」を研究するうえで、必ず役立つはずです。帰国後は、UNICインターン卒業生として、自分自身が地球市民になれるよう、スキルや経験を社会に還元していきたいと思います。