国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

デジタル化映像で見る、日本と国連の歩み ~Think Globally, Act Locally~ @東北大学

国連広報センターインターンの飯干ノアです。

 

この度、インターンとしてとても貴重な経験をさせていただきました。普段は広報センターの事務所で業務を行いますが、今回はイベントで登壇するチャンスがあり、9月7日に仙台へ出張しました。日本と国連の関係を記録した貴重な映像がデジタル化されたのを記念して行われたこのイベントは、神戸と仙台に続き、別府(9月15日)、そして最終回は東京(9月18日)にて実施されました。

(映像資料はこちらからアクセスできます→https://www.youtube.com/channel/UCLwR8v_F8Ye7BziAvxz2_eQ

私が参加したパネル・ディスカッションでは、海外でボランティアや留学をした経験に基づいて、お話させていただきました。初めて大勢の方々の前で話したのでとても緊張しましたが、私の経験から確信している、グローバルに考えてローカルで活動することの大切さについて、会場の方々に伝わったのではと実感しました。

  

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パネルディスカッションでは、なぜ自分が国連に興味を持ったのか、そして広報センターのインターンとして日々どのようなことを行っているのかについてお話しました。小学生の時に学校で行われたUNICEF募金を通して貧困が子どもたちにもたらす影響について学んで以来、開発途上国の実態に興味がありました。そして、大学2年次にメキシコのカンクンにある児童養護施設でのボランティアに参加しました。さらに3年次には、アフリカのウガンダへ留学をし、現地の大学に通いながらインターンとして児童養護施設で活動しました。

      

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インターンとして活動する中で、児童養護施設ウガンダ人の男性職員と話をする機会があり、よく日本とウガンダの違いについて話をしました。ある日その職員の方に、「日本には孤児がいますか?ホームレスは?餓死をする人たちは?」と聞かれました。「多くはないけれどいます」と答えると、「自国にも助けを必要としている人たちがいるのに、なぜあなたは他人の国に来て人を助けようと思うのですか?」と聞かれました。その時に、今までグローバルなことには目を向けていたのに、ローカル(日本)のことに目を向けていなかった自分に気づかされました。グローバル化が叫ばれる中で、ローカルなこと、そして自国のことに目を向け、行動していくことの大切さについて、このイベントを通して少しでも参加者の方々に伝わったのでは、と思いました。

 

同パネルディスカッションでは、根本所長がモデレーターを務め、パネリストとして国連国際防災戦略事務局( UNISDR )の松岡由季駐日事務所代表、公益社団法人 Sweet Treat 311 の立花貴代表理事、首相官邸国際広報室参事官補佐の田留章平さん、そして東北大学大学院工学研究科の牧野嶋文泰さんが登壇しました。同じ学生として、東北大学大学院工学研究科の牧野嶋さんの、被災地の経験を今後の防災に活かしていきたいという強い思いに、とても共感しました。私自身も9月下旬から大学院に進学をするので、広報センターでのインターンの経験を活かして、より一層勉学に励みたいと思いました。