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「21世紀の国連‐創設70周年を振り返り、未来を構想する」

国連広報センターインターンの飯干ノアと江川温子です。

国連アカデミック・インパクト(UNAI)のメンバー大学である上智大学が主催する国連Weeksの初日、6月8日にアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表を迎えて、特別シンポジウム「21世紀の国連‐創設70周年を振り返り、未来を構想する」が開催されました。私たちインターンも参加した当日は、上智大学の学生だけでなく、教職員や一般の高校生で会場は満席となりました!

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アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表

ケイン上級代表は、国連が世界の平和に多大なる貢献を行ってきた一方で、国連平和維持活動(PKO)に当てられる予算に対して世界の軍事費用が約200倍にもなることに触れ、国連の費用対効果の高さを強調しながら、国連平和維持活動への国際理解と協力の重要性を訴えました。

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明石 康元国連事務次長(左)、植木 安弘上智大学総合グローバル学部教授(中央)、春原 剛日本経済新聞編集委員・上智大学客員教授(右)

続く、春原 剛日本経済新聞編集委員・上智大学客員教授の進行のもと行われたパネルディスカッションで明石 康元国連事務次長は、「国連は、様々な制約がある中で、長期的にみて国際社会を良い方向へ向わせるため、かなりの成果を収めてきた」と述べました。また、元国連広報官の植木 安弘上智大学総合グローバル学部教授も、国連で平和への権利を世界人権宣言のように国際法典化しようと促す決議が採択されたことを評価しました。

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パネルディスカッションの様子

最後に、将来国際機関で働くことを目指す若者たちへのアドバイスを求められたケイン上級代表は、「国連で働くということは、世界中の人種や文化と向き合うということであり、容易なことではない。けれど、大きな変化でなくとも、世界を良くするための小さな変化を起こせていることを実感できる。これこそが、国連で働く醍醐味だ」と会場の若者たちを激励しました。 

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国連平和維持活動に従事する隊員たち ©UN Photo/JC McIlwaine

今回のシンポジウムは、冷静かつ説得力のあるプレゼンテーションをされたケイン上級代表をはじめ、日本を代表して国際外交の第一線でご活躍されてきた方々のお話を間近で聞く事ができ、国際社会の一員として、個人がどのように国際平和に貢献できるかを考える、貴重な機会となりました。   

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高祖敏明 上智学院理事長、早下隆士 上智大学学長とともに

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ケイン上級代表、根本国連広報センター所長、国連公報センター インターンとともに

 

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