普段は東京の青山にあるオフィスで働いているのですが、この度インターンの仕事として大分県別府市に出張することになりました。福岡県出身の私としては久しぶりに九州の地を踏むのが嬉しく、この出張を楽しみにしていました。
今回の出張の目的は、別府市で開催された「デジタル化映像から見る、日本と国連のあゆみ ~Think Globally, Act Locally~」のお手伝いです。来年の日本の国連加盟60周年を前に、国連と日本の様々な関わりを収めた貴重な国連の映像資料が、日本政府の協力により今夏デジタル化されています。これを記念したイベントの第3回目が、別府市で開催されました。
(映像資料はこちらからアクセスできます→https://www.youtube.com/channel/UCLwR8v_F8Ye7BziAvxz2_eQ)
国連広報センターの根本かおる所長の基調講演の後、国連ハビタット福岡本部の深澤良信本部長、北九州市環境局温暖化対策課の古川久雄主査、首相官邸国際広報室の山崎奈都子広報調査員、日本模擬国連の藤原雄太代表らが参加し、パネル・ディスカッションが行なわれました。
パネリスト(左から) 国連ハビタット 深澤良信福岡本部長、日本模擬国連 藤原雄太代表、北九州市環境局温暖化対策課 古川久雄主査、首相官邸国際広報室 山崎奈都子広報調査員
今回のイベントを通して、私の生まれ育った福岡の魅力を再発見しました。自分の故郷がアジア太平洋地域や世界の持続可能な発展にとって重要な役割を果たしていることを知り、大変誇らしい気持ちになったのです。
国連ハビタットの深澤氏は、福岡にあるアジア太平洋地域本部の役割についてお話されました。よりよい「まちづくり」を推進する本部の役割について説明があり、福岡がアジア太平洋地域に住む人々の暮らしを支える中心になっていることがよく理解できました。
また、北九州市の古川主査からは、同市のこれまでの環境施策について紹介がありました。公害克服の実績とノウハウを国際的に評価され、OECDからアジア初の「グリーン成長都市」に選定されたほか、アジア低炭素化センターとして、アジアを中心に環境改善のための国際協力を推進しているということでした。
パネル・ディスカッションに真剣に耳を傾ける参加者たち
”Think Globally, Act Locally”を実践されている方々のお話を聴き、世界市民の一人として自分には何が出来るのか、深く考えさせられる機会となりました。
9月18日、東京で開かれたデジタル化記念の最終イベントにて、記録をとる自分。この日がインターンとして最終日となりました。