6月9日午前9時半、上智大学にて「2014年国連中東和平国際メディア・セミナー」(主催:国連広報局、共催:外務省、上智大学)が2日間の日程の幕を開けました。
オープニング・セッションでは、ピーター・ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長、石原宏高外務大臣政務官、デイビッド・M・マローン国連大学学長、早下隆士上智大学学長から挨拶があり、潘基文国連事務総長、アブドゥ・サラム・ジャロ セネガル国連常駐代表・パレスチナ人の不可譲の権利に関する委員会議長のメッセージが紹介されました。
開会の挨拶をするピーター・ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長
パネル1「中東和平の現状‐what now?」では、ピーター・ラウンスキ=ティーフェンタール氏の進行のもと、4名のパネリストがそれぞれの立場から中東和平プロセスについて議論を交わしました。
パネル2のテーマは、「イスラエル・パレスチナ紛争と中東和平に関する報道の変遷」。デボラ・スワード国連広報局戦略的コミュニケーション部長が進行を務め、「レポート」から「対話」へと大きく変化しているジャーナリズムの役割などについて、パネリストたちが意見を交わしました。
最後に、「パレスチナ難民をめぐる報道とその文脈ーヤルムーク難民キャンプに焦点を当てて」というテーマでパネル3が行われました。 クリス・グネス国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)報道官が進行役となり、ヤルムークの教訓に学ぶ、トップダウンではない平和外交のあり方などについてパネリストたちが意見交換をしました。
本日のセミナーには、上智大学の学生をはじめとして多くの若者が参加しました。各パネルでは、学生たちを含め、多くの参加者から活発な質問が投げかけられ、会場は熱気に包まれました。
なお、明日10日も引き続きセミナーが開催されます。
プログラム詳細やパネリストの顔ぶれは、国連広報センターの下記ウェブページをご覧ください。
➡︎http://www.unic.or.jp/