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国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

「国際ガールズ・デー、国連デー記念ドキュメンタリー映画『ソーラー・ママ』特別上映会~ドキュメンタリーから開発アジェンダを考える~」にインターンとして参加して

イベント 国連広報センターの活動

 

国連広報センターでインターンをしている村中 あいみです。私は、10月18日(土)に中央大学後楽園キャンパスで開催された、「国際ガールズ・デー、国連デー記念ドキュメンタリー映画『ソーラー・ママ』特別上映会~ドキュメンタリーから開発アジェンダを考える~」の準備と運営にかかわりました。

今回上映したドキュメンタリーに関連し、来年UN Womenが事務所を開設する文京区の成澤廣修区長から、上映会に向けたご挨拶をしていただきました。文京区はお茶の水大学などがあり、女性教育発祥の地とされ、今イベントのテーマである女性と開発に関連したドキュメンタリー上映会を認識させる場所での開催となりました。

「働きたい。成功したい。」これは上映されたドキュメンタリー、「ソーラー・ママ」の主人公である、ヨルダンに暮らす母親、ラフェアの言葉です。このドキュメンタリーは、彼女のような、開発途上国から母親たちが集まり、インドの「裸足の大学」でソーラー発電技術師を目指して、学ぶ様子が描かれていました。小さいころから当たり前のように、学校へ通い好きなことをやってきた私にとって、「働いて成功する」ということを表現するのさえもタブーとされている女性を見るのは、自分自身の置かれている恵まれた状況について、再認識させるものでした。

本作上映に引き続き、各界で活躍するパネリストによるディスカッションが行なわれました。ジェンダーの専門家である大崎麻子氏、中央大学で「感性工学」の研究に携わり、またWISE Chuo(中央大学理系女子応援プログラム)国連アカデミック・インパクトの推進に携わる加藤俊一副学長、ASEANなど、アジア諸国との協力やEPA交渉などに携わった後、外務省総合外交政策局女性参画推進室の初代室長となった松川るい氏、パナソニック株式会社CSR・社会文化グループ事業推進東京担当リーダーの星亮氏が、パネリストとして参加しました。

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左から根本かおる所長、松川るい氏、星亮氏、大崎麻子氏、加藤俊一副学長

参加者の多彩なプロフィールを見ても分かるように、ディスカッションは様々な分野へと話題が及びました。外務省の松川氏は自身の経験を元に、子どもを育てながらキャリア外交官として働く大変さにも関わらず、女性参画推進室の初代所長として前向きに取り組む姿勢を話しました。まさに女性の子育てと仕事という、ドキュメンタリーでも最重要課題として扱われていたトピックが日本の現状に繋がっていました。また、中央大学の加藤先生には、理系の女性が学部時代に得た知識を、就職先で活かしきれていない現実、この現状を変える大学としての取り組みを紹介しました。そして、企業から、パナソニックの星氏は、途上国でのソーラーランタン10万台プロジェクトを、実際の製品を見せながら、説明していました。ソーラーランタンが外のトイレにあることの安全・安心、夜に勉強することが可能となる光であり、結果的に子どもや女性達に重点を置いたミレニアム開発目標への取り組みとなっていました。

各分野の専門家による話を聞き、私は最初、その情報量に圧倒されて頭の中で整理するのに苦労してしまいました。確かに、開発とは、主役であるべき途上国、政府、国際機関、企業といった様々な関係者が関わる構造になっています。しかし、多様なアクターが開発に関わることで、時間がかかりながらも、様々な視点を盛り込めることを象徴するイベントでした。

また、ポスト2015開発目標に向けたジェンダーへの取り組みに関して、参加者からの質問に対して、大崎理事は「ジェンダー平等はグローバルな課題であり、途上国、先進国がともに成長戦略として関心を持つべきもの」と答えました。まさに、開発という分野に、様々な国の人々が関わっていく突破口になるような言葉でのまとめとなりました。

最後に、ミレニアム開発目標の重要な項目でもある、貧困撲滅に関連し、私も参加者のみんなと立ち上がって「スタンド・アップ・テイク・アクション」の写真撮影に加わり、このイベントの締めくくりとなりました。

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