国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

広報の多様な業務を経験できた3カ月

インターンの米山亜里沙です。多くの人に支えられて実現した国連広報センターでのインターンは、あっという間でした。

以前から国際貢献に興味があり、学生団体やNGONPOなどに関わりながら、どういった側面から貢献できるかを模索してきました。オーストラリアの大学院卒業後、記者として働きながらも、国際貢献にいかに関わって行くかを考えていましたが、そこで「発信すること」の楽しみを再確認しました。

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国連広報センター職員、インターンメンバーと(前列右から3番目が筆者)

 

国連広報センターでインターンをした理由は2つあります。「国連で働いてみること」と「広報の仕事を知ること」です。今後のキャリアを考えていく上で、国連も一つの選択肢だと思い、実際の職場を体験したいと思いました。また、メディア対応を行う広報の役割は以前から多少知っていましたが、幅広い広報の仕事を知りたいと思ったためです。

インターン中には、国連本部で働く須賀プレスオフィサーの講演を聞く機会がありました。メディア出身の方が、メディア業界で培ったスキルを発揮して働かれていることをとても心強く思いました。広報と一括りで言っても、各ポストの業務はかなり異なっています。自分はそれらのポストのどれに興味があるのか、ということもインターンの3カ月を通して考えました。

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取材をさせていただいた3人の医師とインターン(右が筆者)

 

社会人の方の中にも、将来のキャリアとして国連で働きたいと思っている方もいらっしゃると思います。私が国連広報センターをインターン先に選んだ理由の一つは、「社会経験のある方歓迎」の文字があったためです。社会人になると、3カ月という期間をインターンに当てるというのは大変かもしれませんが、実際に働いてみることは、今後のキャリア形成にも大きく影響することだと思います。また、社会人経験で得られたスキルや知識をインターンの業務で活かすこともできます。

インターン中に印象に残った言葉に、国連広報センターの根本かおる所長が語ってくださった「メディアはいつまでもオブザーバーであり、わたしはアクター(当事者)になりたかった」があります。国際的な課題にどう関わっていくかを改めて考えるきっかけとなりました。今後も、情報を発信し、人々の行動を促すような仕事をしていきたいと思っています。