国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

パレスチナのガザで活動する若手女性起業家とジェンダーやビジネスについて語らう

9月6日、ガザの若手女性起業家のマジド・マシュハラウィさんが国連広報センターを訪問しました。ジャパン・ガザ・イノベーション・チャレンジ ( Japan Gaza Innovation Challenge )が主催するビジネスコンテストで2016年に優勝、環境に優しい建設用ブロックを開発・販売する「Green Cake」という会社の設立、家庭用の太陽光発電機器を提供する「SunBox」の共同設立など、マジドさんは実業家として目覚しい活動をしています。今回、国連広報センターインターンの王郁涵、倉島美保、大上実、呂揚の4名が、マジドさんと、ガザの現状、ジェンダー問題、ビジネスなど、様々なテーマについて意見交換を行いました。

 

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マジドさん(右から3番目)と写真撮影@国連広報センター

 

~インタビュー~

インターン(以下I):マジドさんがビジネスを始めたきっかけは?

マジド(以下M):ガザでは、爆弾によって人の命が奪われ、街が破壊されている現状があります。実際に、爆弾が窓に投げ入れられて、人の命が奪われる姿を目の当たりにしたこともあります。その時、何かを変えていかなければならないと感じ、どうすれば変えることができるのかを考え続け、ボランティアに参加しました。土木工学を専門に勉強した経験を活かして、紛争によって破壊されたガザの建物の跡地から取り出した焼却灰を利用して、新種ブロック「Green Cake」を考案しました。

 

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2014年の紛争で崩壊したガザの街
©UN Photo/Shareef Sarhan

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新種ブロックGreen Cake製造の一コマ
©Green Cake

 

I:会社経営で苦労することはありますか?

M:経営は本当に難しいです。「SunBox」という会社には多国籍の人が働いており、彼らが満足して仕事ができるためにはどうすれば良いか、また、仕事に対して積極的に取り組めるようにするにはどうすれば良いかをいつも考えています。いまは資金調達よりも人材育成に焦点を当てています。会社経営をしていて、人をマネジメントすることの難しさを感じました。

 

I:ガザの現状はどうなっていますか?

M:良い部分と悪い部分があります。ガザの大学就学率は中東で最も高く、ほぼすべての子どもが学校に通っています。一方で、卒業後の進路が不安定で将来に希望が持てず、これから先の将来を考える機会が与えられていないことが問題です。問題の原因は紛争です。産業が破壊され、経済が停滞しているため、十分な雇用を生み出せず、失業率が高まっています。特に女性の失業率は約6割、若年層では8割に達していると言われています。

 また、ガザでは社会参加が制限されることがあります。ガザでは、多くの女性は若く結婚して家庭に入ることを期待されており、就職先を探すのは至難の業です。女性に限らず、能力ある若者はたくさんいます。専門知識やスキルを持ち、才能溢れる人が大勢にいるのに、それを活かすチャンスがありません。女性でありながらエンジニアでもある私は、このような状況に本当にフラストレーションを感じます。だからこそ、自ら起業をして、ガザの人々に希望のある未来を作っていきたいと思っています。

 

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マジドさんにインタビューをするインターン

 

I:成功までの経緯は?

M:大学4年生のときに、「Green Cake」のアイデアが浮びました。アイデアを形にするため、リサーチして資料をたくさん作りました。ビジネスプランやキャッシュフロー計算書を作りましたが、教授に見せたら、「なんだこれは!」と資料を跳ね返されたこともありました。大学生活では苦い思い出も少なくなかったですね。

 初めは、ビジネスについて何もわかりませんでした。ビジネスのやり方を学ぶためにアメリカへ行き、MIT Enterprise Forum, Pan Arab Region主催のアラブ・スタートアップ・コンペティション(Arab Startup Competition)に参加しました。そこでは、MITの教授や2億円を稼いだ起業家と出会い、「ビジネスってなんて壮大な世界なんだ!」と触発されました。そして、私も「SunBox」を始めたのです。クラウドファンディングで資金調達し、「Green Cake」では9人、「SunBox」では10人を雇いました。そこからビジネスは進んでいきました。

 

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MIT Enterprise Forum, Pan Arab Region主催のアラブ・スタートアップ・コンペティション社会起業家部門2位を勝ち取ったマジドさん
©Majd Mashharawi

 

I:ガザの女性はどのような立場に置かれているのですか?

M:ガザの社会は保守的な側面があり、女性は若くして家庭に入らなければいけないケースがあります。実際に、結婚問題を抱えていた女性メンバーは私たちのプロジェクトから身を退き、ある時期から連絡が取れなくなりました。私が思うに、彼女の結婚が少なからず関係していたと思っています。若く、夢と才能にあふれた女性の多くが、大学在学中に親が決めた相手と無理やり結婚させられるケースもあります。結婚後、大学に行くことはもちろん、夫の許可を貰わないと外出ができない女性も存在します。まるで箱のような場所で暮らしている女性がたくさんいるのです。

 

I:世界中の女性へのメッセージをお願いします。

M:自由以上のものは必要なく、自由であることに感謝することです。才能を持っているなら、それを正しいことのために使う方法を考えるのです。自分自身の個性を追求し、一人の独立した人間として生きていくことが大切です。経済的自由さえあれば、社会的圧力のもとで生きなくとも、生活する力を得ることができます。他人にコントロールされないために、希望を持って前へ進める力強い人間をめざしてもらいたいと思います。みんなで力を合わせて、自分が主役である人生にしていきましょう。

 

I:若い起業家へのメッセージをお願いします。

M:ビジネスで何よりも大事なのは、人と人とのネットワークを築くことです。資金や資本を調達する唯一の方法はすべて、人と人とのつながりから生まれます。ビジネスを始める前に、だれがサポートしてくれるのか、どれくらいの人が共感してくれるのかという観点を持つことが大切です。メンター・コーチ・アドバイザーといったサポーターを見つけることが、ビジネスの成功に繋がっていきます。

 

インターンの感想~

 貴重な経験を共有してくれたマジドさん、インターン一同感謝しています。本当にありがとうございました。ジェンダーの課題やビジネスの壁に何度もぶつかりながらも、様々な挑戦をして乗り越えていったマジドさんの前向きな姿勢や、活き活きとビジネスを語る姿に多くの刺激を受けました。

 また、自分で自分の限界を決めることなく行動を起こし、ガザを良い方向に変えようとするマジドさんから、強い責任感を感じました。私たちインターンにとって、今回お会いしたことは新たに多くのことを考えるきっかけとなりましたし、何か自分も行動したいという思いに駆られました。マジドさん、今後のご活躍を応援しています。

 

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マジドさん(一番左)と語り合う国連広報センターのインターンたち

 

こちらのブログもご覧下さい↓

http://blog.unic.or.jp/entry/2018/06/28/110710

国連広報センター(UNIC)インターンで学んだこと

 

こんにちは。国連広報センターで2017年9月から12月まで、3ヶ月インターンをしていた、山田奈菜実です。私は多摩美術大学を卒業後、アイルランドで留学をし、その後この国連広報センターのインターンとして働かせていただきました。国際機関の広報という立場に短い間ですが置かせてもらい、様々なことを学ばせていただきました。

 

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インターンは毎日、日本語6社、英語2社の新聞を読むことから始まります。国際関係のニュースをメインにクリッピングをすることで、自身の知識を莫大に増やすことができます。また、その際に他の様々なバッググラウンドを持ったインターンのと、国際問題についての各々の意見を交換し、時には議論することで、多角度から物事を考えることが出来ます。

 

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毎朝の新聞作業は、国連が扱う国際問題を正確に知るためにも大切な作業です

 

新聞が終わった後、インターンは各々自分の業務に移ります。例えばメディアモニタリングという、主に日本で国際的な出来事が起こった時に、紙の新聞だけではなくインターネットやテレビや共同通信社など様々な媒体から、ニュースを調べる作業です。報道の仕方の違いや取り上げられ方の違いを感じ、比較することは大変勉強になりました。

 

国連広報センターのインターンは学部生からも受け入れているので、他の国連機関のインターンより、バックグラウンドに多様性があります。時にはお互いの知識を共有しあいながら、国連に限らず様々なことを語り合います。いつも4、5人のメンバーで成り立つインターンたちは笑いが絶えません。

 

また、私は美術大学卒業ということで、国連広報センターにおける様々なグラフィックやアートといった観点からも物事を見させていただきました。TwitterFacebookの広報活動に携わらせていただいたり、広報活動の画像やヘッダーも制作させてただきました。

 

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SDGsクッキー。手書きで描かれた17の目標が美しいです。

また、国連広報センターには様々な配布物があります。国連の基本を教える「国連の働き」や「SDGsナマケモノにもできるアクションガイド」、国連の定期刊行誌「Dateline」…。1つ1つの資料に目を通すだけで、国連についてより深く知れます。職場のふとした所にも、知識が溢れているのです。

 

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国連広報センター発行の刊行物。国連大学1階でも手に入れることが出来ます。

深く学んだ物事の1つとして、国連が2020年までに掲げている目標「持続可能な開発目標~SDGs」があります。その目標について、企業の方や民間の方から毎日くる様々な質問に応対するのもインターンの仕事です。おかげでSDGsについて、国連の中の立場から深く知ることが出来ました。

  

 私がインターンとして携わった期間は、特にイベントやゲストが多い時期でした。国連NY本部から事務総長アントニオ•グテーレス氏がお見えになり実際に講演を聞き、加えてお会いする機会にも恵まれました。この機会を設けてくださった職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。 

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右手前、アントニオ・グテーレス国連事務総長インターン。日本記者クラブにて。

 

また、その他にもアミーナ・J・モハメッド国連副事務総長や、マーヘル・ナセル国連広報局アウトリーチ部長がおいでになって講演会とレセプションに参加させていただく機会もいただきました。

 

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アミーナ・J・モハメッド副事務総長とUNICの職員と

 

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マーヘル・ナセル国連広報局アウトリーチ部長とインターン

 

イベントでは、SDGsフォトコンテスト2017の運営をさせていただきました

フォトコンテストについて知りたい方はこちら。

http://www.unic.or.jp/news_press/info/26339/

 

国連ニューヨーク本部のニュースにも取り上げられました。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=57955#.WkNt5WK0OMl

bit.ly

 

このイベントは職員の方1人とインターンによって運営されました。

審査をはじめ、受賞者の連絡、受賞作品の翻訳作業、商品手配や当日のプレゼン資料もすべてインターンの仕事でした。

 

私はNikon様と一緒に、受賞作品を扱った大きなパネルを作らせていただきました。

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制作した作品パネル。ここで使われる日本語の翻訳作業もインターンが担当しました

このパネルは現在上智大学が所有しており、申し込みさえすれば無償で貸し出しもできます。興味のある方は是非上智大学の広報室に連絡をしてください。

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上智大学でのフォトコンテスト展示(2017年12月14日)


 

受賞後は朝日新聞をはじめ、Japan TImesなど多くのメディアに取り上げてもらいました。

 

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2017年12月31日 朝日新聞朝刊


 

また、大賞受賞者のルイスさんをブラジルからお呼びする機会を設けました。はじめは緊張していましたルイスさんは、授賞式を経て会話を重ねるうちに写真の話やコツなど様々なことを語ってくれるようになりました。

ルイスさんとインターンのインタビューはこちら。

http://blog.unic.or.jp/entry/2017/12/08/153326

 

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カメラをいじる著者

 

国連広報センターのインターンは、一言では書き表せないほど、様々な出来事に溢れた3ヶ月間でした。

またビジネスとして英語を使う職員の方々の語学力と専門性の高さに驚き、その仕事を拝見させていただくことで大変勉強になりました。

国連広報センターの職員のみなさん、そしてインターン仲間のみんな、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。

 

2017年12月27日 インターン 山田奈菜実

 

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UNICインターン、ブラジル人学生とSDGsについて語らう

 

SDGs学生フォトコンテスト2017大賞受賞者、ブラジルから来日~

  

ルイス・グスターヴォ・カヴァリェイロ・シウヴァ(Luís Gustavo Cavalheiro Silva)さん(以下ルイスさん)は、持続可能な開発目標(SDGs)学生フォトコンテストで大賞(外務大臣賞)を受賞しました。10月24日国連デーに行われた授賞式に出席するため、ブラジルから初来日しました。授賞式の翌日、ルイスさんは国連センターのインターンと共にSDGsについて話し合い、インタビューにも応えてくださいました。

 

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大賞(外務大臣賞)を受賞したルイスさんの作品 “WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性) COOCASSISとは、ゴミをリサイクルする組合のこと

 

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ルイスさん 表彰式にて曄道 佳明 上智大学学長(左)、中根 一幸 外務副大臣(右) と

 

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ルイスさんへインタビューする国連広報センターのインターンたち


インターン
SDGsフォトコンテスト外務大臣賞受賞おめでとうございます。ルイスさんにとって今回は東京での表彰式を兼ねての始めての海外旅行ですが、日本の印象はいかがですか?

ルイス:日本は清潔ですね。丁寧なサービスを提供してくれる店員さんの接客精神に驚きました。特にインフラがしっかり整えられていて素晴らしいです。バスや電車は時間どおりに来る。日本では5分で済むことが、ブラジルでは1時間かかるでしょう。また、このフォトコンテストを通じて日本が持続可能な開発目標に積極的に取り組んでいることを感じました。

 

インターンSDGsフォトコンテスト2017はどうやって知りましたか?そして、大賞に選ばれたということを初めて知ったときの感想は?

ルイス:サンパウロ州立大学で一緒にプロジェクトをやっている友達が偶然フォトコンテストについて知り、私に教えてくれました。 最初は応募しようか迷いましたが、その友達に勇気づけられ、自分が一番好きな写真をすぐ送りました。朝5時に東京から電話がきたときは、本当にびっくりしました。すごく嬉しくて、その日は仕事が手につきませんでした。

 

インターンルイスさんが写真を撮り始めたきっかけは?

ルイス:5年前にネットで興味のある写真家を見つけ、写真に興味を持ち始めました。私は、セバスチャン・サルガドエヴァンドロ・テイシェラなどの有名な写真家に影響され、ジャーナリズム系や新聞社に提供するような写真を撮りたいと思うようになりました。写真とPhotoshopYouTubeで勉強しました。初めて購入したカメラは高かったので、自分が働いて貯めたお金と合わせ、姉に費用を半分だしてもらい、やっと買うことができました。

 

インターン1002点の作品の中で一位に輝いた「“WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性)」はどういった経緯で撮りましたか?

ルイス:サンパウロ州立大学の都市建築の授業の一環として、大学と協力関係にある社会環境団体「COOCASSIS」とのプロジェクトで撮った写真です。このプロジェクトは大学や組合の知識を共有し、コミュニティーの距離を縮め、経済成長と環境保護を促進することを目的としています。自分の写真を通して、アシス市とブラジルの人々にCOOCASSISの活動を広め、リサイクルの重要性を意識づけたいです。

 

インターンルイスさんの写真に写っている女性の方はどんな状況に置かれていますか?そしてCOOCASSISはアシス市の女性たちにどのような役割を果たしていますか?

ルイス:COOCASSISの従業員の95%は女性です。そして写真に写っているPaula Henataさんもその一人です。Paulaさんには幼い息子がいて、彼女はひとりで彼を育てています。Paulaさんのように、若くして妊娠し、勉強を中断せざるを得ない女性が数多くいます。また、彼女たちは、学歴がないため、安定した雇用を得るのが難しい状況におかれています。しかしCOOCASSISで働くことで、女性たちは公正な賃金を得ることができ、Paulaさんはなんとか息子を養うことができています。またこの組合は、彼女にとって自分の声を発信できる場でもあり、彼女のような状況に置かれている女性を勇気づける重要な役割を果たしています。ある従業員の方は自分で収入源を得られるなら男なんか必要ないと言っていたそうです。

 

 インターンルイスさんの夢、そしてこれからの目標を教えてください。

ルイス:私にはいろいろな目標と夢があります。ブラジルではまだリサイクルのノウハウの認知度が低いため、来日前にリサイクルのやり方と重要性を広め意識づける活動を開催する準備をしていました。準備は万端なのでブラジルに戻り次第、再び始める予定です。長期的な目標としてはこのプロジェクトをより広範囲に、各地域に合った手段で広めていきたいです。今回大賞(外務大臣賞)を受賞した「“WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性)」はブラジルにとって持続可能なリサイクルの道への第一歩になると思います。

また個人的には、写真と歴史への興味を両立できる仕事がしたいので、プロの写真家と歴史の教授になるのが夢です。ブラジル全土を回って、母国の素晴らしいことや隠蔽された問題の両方を発信し、これを素材にした自作のドキュメンタリーを作る夢もあります。

 

インターン最後に来年のフォトコンテストの応募者達に向けてのメッセージをお願いします。

ルイス:私はデヴィッド・ボウイの大ファンです。彼の代表曲のひとつに「ヒーローズ」という名曲があります。そこで彼は「僕らは英雄になれる、一日だけなら(We can be heroes for just, just for one day)」と歌っていますが、もし自分がボウイさんだったら、「僕らは毎日英雄になれる(We can be heroes everyday)」と歌いたいですね。なぜなら、リサイクルのような一人一人の日々の小さな行いが、いつの日か身を結び、世界をよりよい方向へ変えられると信じているからです。

 好きな写真家のなかにインスピレーションをみつけ、自分を信じ夢を実現して下さい。

 

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外務大臣賞品、ニコンD7500カメラで表参道の街を撮影中のルイスさん。傘をリュックに引っ掛け、シャッターチャンスを逃しません



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ニコンD7500のクオリティの高さに思わず満足げな笑みを浮かべる。実は初めてのの海外旅行。「東京はブラジルと全く違う場所」とルイスさん

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明治神宮に到着。大学では、歴史専攻のルイスさん。歴史的建造物の撮影に熱が入ります




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インターンに撮影のコツを伝授するルイスさん。思い出に遺したい写真はポラロイドカメラで撮るのが最適

 

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参拝方法をインターンに教わるルイスさん。日本文化も体験しました

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絵馬を興味深そうに眺めるルイスさん。中にはポルトガル語で書かれている絵馬もありました


最後の一言

写真一枚の裏にこんなたくさんのストーリーがあったなんて思いもしませんでした。写真は素晴らしいですね。ルイスさん、これからの活躍を心から応援しています。また、授賞式・インタビューを通し、通訳に協力してくださった磯部さん(上智大学)ありがとうございました。

 

ルイスさんのインスタグラムはこちら>>> luisgcavalheiro

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3ヶ月のインターンシップを終えて

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2016年の11月中旬から2月中旬までの3カ月間、インターンシップに参加した安田佑介です。国連広報センターのインターンシップに応募したきっかけは、報道機関への就職が決まったことでした。ニュース制作支援、特に国際報道に関わることになるため、入社前に国連の役割と活動についての理解を深めて仕事に活かしたいと考えたからです。また、在学中の大学で人間の安全保障や難民・移民、国際開発などの授業を履修する中で国連への興味・関心が強くなってきました。キャリアの選択肢として「国連で働く」ことについても考えてみたい、そんな思いを抱きながらインターン生活が始まりました。

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新聞クリッピング国連広報センターでのインターンシップの基本です。毎朝夕、主要紙と英字紙の計8紙に目を通す作業は、刻々と変わる世界情勢の把握につながっただけではなく、情報処理・分析の鍛錬になりました。普段は何気なく読み過ごしていた新聞でしたが、国連という立場から読んでいくと、国連が世界の様々な分野に携わっていることが分かり、より身近な存在となりました。特にアメリカ大統領が変わってからは、関連記事が増え、迅速かつ的確に情報を把握するよう努めました。また、読み比べも意識的に行い、新聞各社の取り上げるニュースの傾向や考え方がわかり、様々な角度から物事を考えていく練習にもなりました。

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山本忠通 アフガニスタン担当国連事務総長特別代表、根本かおるUNIC所長、インターンとともに

さらに、記者会見やインタービューに同行する機会にも恵まれ、国連で活躍されてきた職員のお話を目の前で聞くという貴重な経験ができました。また、取材を通じて、写真撮影や記事作成に必要な準備や注意点など実戦から得られる収穫が数多くありました。その他には、翻訳作業にも携わり、どう訳せばよりわかりやすく明確に伝わるかと言葉選びに悩みに悩み、情報発信をする広報の難しさを実感するなど、毎日が学びの3カ月でした。

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朝鮮民主主義人民共和国DPRK)の人権状況に関する国連特別報告者の記者会見(2016年11月、国連大学

いま振り返ってみると、一緒に働いた個性的で優秀なインターン、そして様々な業務を任せてくださった職員の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。的確に仕事をこなしていくインターンと働く中で、社会人になる上での課題をたくさん見つけました。彼らとの昼食の時間も非常に有意義なものでした。留学経験やキャリア、進学、趣味といったいろいろな話で盛り上がり、自分の知らない世界を知る機会にもなりました。広報業務以外にもデータ処理や資料作成など、毎日幅広い仕事を任せてくださった職員の皆さんにも感謝しております。国連への理解が深まっただけでなく、働くことへの姿勢も学んだこの濃密な3カ月間。国連広報センターで得た知識と経験を今後に活かしていけるよう、これからも精進していきたいと思います。ありがとうございました。

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2016年冬季インターンを終えて

今年の9月から約3ヵ月間、国連広報センターで働いたインターン2名が12月末に卒業しました。今回はその二人にUNICでのインターン経験を振り返ってもらいます。

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            左からインターン卒業生の位下昌平と李ソミン

位下 昌平

日本人インターンとして3ヶ月間UNICで働きました位下昌平です。幼い頃から漠然と国連機関に興味や憧れがありました。「百聞は一見にしかず」そんな想いで、とりあえず国連諸機関でインターンを是非してみたいと思い、学部一年目でも応募資格のある国連広報センターを見つけ、迷わず応募しました。

このインターンでは、国連機関の一部として内側から身をもって経験することが出来ました。広報センターが運営しているはてなブログやFBでの投稿のお手伝いを通し、なにを国連が重要視し、日本の人々に知ってもらいたいのか知ることができました。また、分野を問わず様々なイベントに参加したり、国連職員や外部の方々とお話しする機会に恵まれました。実際に、国連職員の方から話を聞き、どんな人材が国連で求められているのか少し見えてきた気がします。日本記者クラブで一般の記者の方に混じり、国連職員の方の話を聞けたのは新鮮でした。会見のメモを取り、写真を撮影し、UNICのフェイスブックにその様子を投稿する。UNICでのインターンだからこそ、経験することが出来たと思います。さらに、UNICが行っている国連訪問というイベントでは、中学・高校生に国連大学国連の活動に関する説明をしました。必然と国連機関の役割や仕組みを詳しく知ることが出来ました。

一緒に働いた個性的で優秀なインターンの方々と日々生活を共にし、興味のある分野や、将来のことなどを話し合い、人生の後輩として沢山のことを学びました。このインターン3ヶ月間で得た貴重な学びと出会いに感謝いたします。ありがとうございました。

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李 ソミン

今年の9月から3ヶ月間、インターンを行いました李ソミンです。常に、国際情勢に興味を持ち、大学でも総合政策学部を専攻とし、多様な国際開発関連の授業を取ってきましたが、それらの知識が「自分ごと」になっていないと感じ、国際的課題の解決に取り組んでいる現場で実践的に学びたく、インターンに応募しました。

私がインターンをしていた時期は、トランプのアメリカ大統領当選や、母国である韓国の政界スキャンダル、日露首脳会談、国際連合事務総長の大統領選出馬表明など、国内外で、「予想外」の出来事が立て続けに起きた時でもありました。それらのニュースに関して、日々行う新聞クリッピングを通じ、より事件を詳細なおかつ客観的に見れる機会になったことはもちろん、また国連としてはその出来事をどう捉えているのかなど、一緒に働くインターン同士や職員の方々と自由に考えを共有することができ、大変有意義な時間になりました。

また、日常の業務は、かつてやったことない仕事に挑戦できる機会に恵まれました。多様な賞状や色紙のデザイン、インターン募集の管理、写真撮影、電話対応といった多岐にわたる仕事ができる素晴らしい機会を与えてくださった職員の方々に感謝いたします。また、日本語が完璧じゃない私が困らないよう、常に日本語の文章をチェックしてくれたり、細かく気を配ってくれたインターンに皆様、本当にどうも有難うございました。

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フォトコンテストの大賞受賞者、ニコラスとの一日 

国連広報センターインターンの李 ソミンです。1025日、前日に行われた「わたしが見た、持続可能な開発目標(SDGs)」学生フォトコンテストの授賞式のために、ニコラス・モンテベルデ=ブスタマンテさん(大賞受賞者)来日しました。二日かけて、ちょうど地球の裏側から来たニコラスさんですが、常に笑顔を絶やさない好青年でした。短い間でしたが、私たちインターンは、彼と一緒にSDGsのことを語り合いました。

 

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ニコラスさんは、授賞式翌日、朝からNHKのインタビューを受け、午後の撮影から我々インターン4名も同行し、楽しい時間を過ごすことができました。

 

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ニコラスさんは、今年23歳のペルーの首都、リマ出身。リマにあるUiversidad Peruana de Ciencias Aplicadas (UPC)大学でコミュニケーションとジャーナリズム専攻する4年生。

今回受賞した写真の「El OJO DEL CONSUMO(消費者の目)」を通して、海洋汚染の深刻さを指摘するとともに、これからの私たちの消費パターンの見直しを提言しました。

 

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当日は、NHKの特別番組の撮影で、代々木公園から原宿竹下通りを通り抜け、渋谷にいたるルートを歩きました。レンズを通して、彼の視点から見る日本におけるSDGsを考える時間となりました。

ニコラスさんは、とてもフレンドリーで、前日に伝えたインターンの名前全てちゃんと覚えてくれました。興味ある分野や何を勉強しているのかということについても、気さくに話してくれました。また、ペルー出身であることに誇りを持つ彼は、自国のことに詳しく、ペルーの歴史や、建築、教育、食文化など幅広く、興味深い話をしてくれました。

 

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彼は渋谷での取材中、何度も立ち止まり、誰にも気づかないようなクモの巣や街灯の上のカラスなど撮っていました。普段見過ごしてしまうような些細なことも、彼といると見えてきて、その一つひとつがとても新鮮に感じられました。  

 

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また、彼は自転車に乗っている人にとても興味を持っていました。その理由を尋ねると、「自転車は環境にやさしい、僕はペルーで自転車を広めるための活動もしている」と、日本で自転車が普及していることをとても関心していました。日本は自転車の使用率が高く、それが環境保護に繋がっているということに、彼のお陰で気づかされました。

撮影の途中、渇いた喉を潤すため、ペットボトルの飲み物を買って彼に渡しました。しかし、彼は「環境のために、ペットボトルの飲み物は飲まないようにしているんだ」と言い、その代わりに持っている大きな水筒から水を飲みました。生活の細かいところまで根付いている彼の環境保護の精神に感銘を受けました。

 

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天気が徐々に悪くなり雨が降り始めると、彼は何度も、「I feel like I am in the wonder land(まるで今ワンダーランドに来ているようだ)」と、私たちに「日本に来たんだ」という感動を伝えました。私たちにとっては、渋谷も、雨も、見慣れた景色でしたが、彼の言葉で日常が非日常になった瞬間でした。

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最後に、ニコラスさんは「私たち個人ができることは小さなことかもしれない。しかし、自分は環境保護に関していい見本でありたい。それによって周りの人の意識を変え、世界をより良い場所にできると信じているからね」と熱く語りました。この二日間を通して私たちインターンは、彼の環境に対する信念を感じ取り、持続可能な開発目標(SDGs)で掲げる地球規模の問題を「自分ごと」としてより身近に感じることができました。

 

 

2016年夏季インターンを終えて

 本日をもって、国連広報センターの2016年夏季インターン5人がインターンシップを終了します。今回は、6月から3ヶ月にわたったインターン生活の振り返りを、Q&A形式でお届けします。

UNIC Tokyo’s summer 2016 interns finish their internship session today! The five interns, who have been interning with the UNIC Tokyo office since the end of June, take a look back on the ups and downs of their three month internship with a Q&A blog post!

 

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【2016年夏季インターンメンバー】

小杉京香 Kyoka Kosugi  ブラウン大学 国際関係学部 社会・安全保障学科
Brown University - International Relations

ジェニー・ホロウェー Jenny Holloway  オックスフォード大学・日本研究
University of Oxford - Oriental Studies, Japanese

小久保彩子 Ayako Kokubo 一橋大学 社会学
Hitotsubashi University - Faculty of Social Sciences

チョ・ソユン Soyun Cho 早稲田大学 国際教養学部
Waseda University - International Liberal Studies

小林薫子 Kaoruko Kobayashi 東京大学大学院 公共政策学部
The University of Tokyo - Graduate School of Public Policy

 

~2016年夏季インターンを終えて~

 

Q: 一番印象に残った出来事は何でしたか?

Jenny: 一番印象に残った経験は、私のインターンシップの最初の一週間に行われた日本人のパラリンピック選手のマセソン美季さんのインタビューです。その時は、インターンシップが始まったばかりだったのでUNICがパラリンピックとどのように関係しているのか分かりませんでした。しかし、マセソンさんとのインタビューをきっかけに、マセソンさんが女性パラリンプック選手として、今まで経験した事と、2020年東京パラリンピックに向けての仕事についての話を聞いてから、国連の仕事の目標は、核兵器をなくすのような深刻なことだけではなく、スポーツでも平和と平等を作れることが分かるようになりました。

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Kyoka: 広島と長崎の平和記念式典に参加するためにキム・ウォンス国連軍縮担当上級代表が来日した時にお会いできたのが一番印象的でした。キム代表と写真家のレスリー・キーさんが学生向けのトークイベントにゲストとして登壇し、なぜ持続可能な開発目標は平和構築に不可欠なのか、そして私たちが学生として何ができるのかを語ってくださいました。とても貴重なお話が聞けて、インターン期間中の一番印象に残った経験となりました。

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Soyun: NGOピースボート」が主催した出港式に参加したことが一番印象的でした。私たちが出港式で見届けた第92回のピースボートは、軍縮と平和のメッセージを伝えるために全世界を航海するプロジェクトです。出港式の前の参加者の方々の記者会見で、被爆者の方から直接お話をうかがったことが特に印象に残っています。被爆でお兄さんを亡くされた方のお話でしたが、何十年もの時が経っても悲しみが癒えないことを感じました。記者会見を通じて、ピースボートに乗船する人々の心持ちや思いを感じ取ったうえで参加した出港式はより意味深く感じられました。私にとって忘れられない経験です。

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Q: インターンを通して学んだこととは?

Kyoka: 国連広報センターの運営するブログや、参加させていただいたインタビューなどを通して、「国連の仕事」は簡単に一括り出来ないほど、いろんな種類の仕事や職場がある事を学びました。国連の傘下にある機関や団体ひとつひとつの活動があって、初めて幅広い環境や地域で深刻な課題に取り組むことができることを改めて認識することができました。この3ヶ月を通して、自分が将来どんな機関でどのような仕事に携わりたいのか、より具体的なイメージをつかむことができました。

Ayako:国連についての理解が深まったと同時に、広報活動に携われたことは貴重な経験でした。一つの記事が新聞に載るまでに取材依頼など数々のステップがあること、注目を浴びる出来事の裏側で、リアルタイムでメディアの動きをモニタリングしていること、一字一句までこだわって注意深く発信しようとする姿勢…普段何気なく世の中に溢れる情報にふれていましたが、その背景にこれだけの細やかな動きがあるということはとても印象的でした。広報センターに身を置いたからこそ体得できた「広報」の視点でした。

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Kaoruko: 私はUNICでのインターンを通し、広報活動の大切さを学びました。まず毎朝行う新聞クリッピングでは国内問題、国際問題など世界で起きている出来事を認知することの大切さを改めて実感しました。またUNICのブログ作業やFacebookのポスト作成を通じ、国連が取り組んでいる幅広い課題を多くの人に知ってもらう大切さも学びました。特に持続可能な開発目標(SDGs)についてはフォトコンテスト、テーマソングのお披露目会など様々なイベントに携わることができました。国連が取り組む課題解決のためにも、まず多くの人が課題を認知することが重要です。その上で、UNICが行っている広報活動に自分も携わり、その大切さを経験することが出来ました。そして、実際に国連で働く方々と出会い、現場でのお話も伺うことが出来たのも、とても貴重な経験となりました。このインターンシップを通し、国連をより身近に感じるようになったと同時に自分の夢をより明確にすることが出来ました。

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Q: なぜこのインターンに応募しようと思いましたか?

Ayako :以前から、どうすれば地球規模での豊かさを実現できるのかという問題意識がありました。環境問題の解決や平和の維持は一朝一夕では実現しない、では私に何ができるのだろうかと模索していたとき、このインターンシップを見つけました。国際機関の取り組みを内部から実感することが、この先の社会と自分の関わり方を考えていく際に貴重なものさしになると思い応募しました。

Soyun: 国際学校から国際関係に興味を持つようになりましたが、大学2年までは漠然と卒業したら国際機関で働きたいと考えていたに過ぎませんでした。3年生の時に交換留学をした際、国際機関に興味を持っている人達に出会うことができ、今から将来にどのような道に進みたいのかを真剣に考えることになりました。これがきっかけで、留学から帰って過ごす長い夏休みの間に国連インターンをやりたいと思い、UNIC Tokyoに応募しました。

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Kaoruko: 私は人生の半分近くを海外3カ国で暮らした経験や学部時代に国際関係を専攻した経験などから、将来は国際機関で働きたいと考えるようになりました。そこで、国連の活動について知るためにUNIC で広報活動に携わり、国連の働きや日本と国連のつながりを学びたい思い、このインターンシップに応募をしました。


Q: What did you find the most challenging?

AyakoI think the most challenging element of the internship was to inform the worldwide problems as not distantly but closely related issues with us. Several experiences from the internship made me reflect on the connection between the UN and the public. I personally assume that many people think works of the UN are not directly linked to their day-to-day lives. Through this internship, I have been convinced that it is significant to think what each of us can do to achieve global goals.

Kyoka: I think the most challenging aspect of the internship was learning how to cater information towards a Japanese audience, that has specific societal expectations in regards to the media they consume. Slight differences in the delivery of these information can have distinct implications, especially because subtlety plays such an important role in Japanese semantics. Through composing social media posts and translating articles for UNIC, I gradually learned how to highlight certain aspects of an event or UN initiative to make the organization more accessible and relatable to the Japanese public. These past three months have allowed me to reflect on the importance and responsiblity that comes with a position that involves disseminating information.

 

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Q: What have you gained from the experience?

Jenny: Spending a summer living and working a 9 till 5 internship in a country that is not home is not without its challenges. However, I have learnt to embrace the challenging aspects. For example, as a foreigner, UNIC Tokyo is a unique place to gain an insight into the role of the UN in Japan, and to understand what causes are particularly important to the Japanese public. I feel like this understanding is something that I can use to help shape my career choices and goals for the future.

Soyun: UNIC is a unique place where I could experience the international atmosphere of the UN and Japanese atmosphere at the same time. Doing office work and communicating with staff members and other interns in English and Japanese taught me what it is like to work in an international office. I also had an opportunity to meet Japanese UN staff members from different areas of work and different UN offices. Listening to their stories was a meaningful opportunity for me because the experiences they spoke of cannot be earned without working at the field. It motivated me a lot to consider wokring at an international organization.

 

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Q: What advice would you give to future international applicants?

Jenny: Before applying, think carefully about why you want to do the internship and what you want to gain from it. This will help you make an impression during the interview, and also allow you to ask the right questions in order to understand whether or not it is the right job for you. A three month internship is a fairly big commitment, particularly coming from abroad, and it does not hurt to be certain before starting. Once you are here, you’ll find that the UNIC office and your fellow interns are easy to get along with, make friends and make the most of being in Tokyo!