国連広報センター ブログ

国連のさまざまな活動を紹介します。 

島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭(2018年4月19日~22日)「JIMOT CM REPUBLIC 2018」CMアイディアの募集中!

昨年に引き続き、国連広報センターは「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(2018年4月19日~22日)でのSDGsの取り組みを応援します! 

 f:id:UNIC_Tokyo:20180126172457j:plain

                   今年のテーマはSDGs「みらいへつなぐ、じもとのちから。」

           JIMOT CM REPUBLIC 2018

                                    1月22日からCMアイディア募集開始

f:id:UNIC_Tokyo:20180126172948j:plain

島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭(2018年4月19日~22日)恒例の地域発信型プロジェクト「JIMOT CM COMPETITION」が今年は「JIMOT CM REPUBLIC 2018」と名称変更、装いも新たに実施され、1月22日からいよいよCMアイディアの募集が始まります。

このプロジェクトは海外を含む地元のアイディア発案者たちと、そこに住む“住みます芸人”、よしもとスタッフらが交流しながら、各地のCMを一緒につくりあげ、地方の魅力を伝えようという試みです。過去8回行われましたが、今回は、大切なものや気持ちの詰まった「じもとのちから」をさらに、みらいの子どもや人々に受け継いで欲しいという思いを込めて

(1)「SDGs」をテーマに設定(世界共通17の目標達成の実現にむけたきっかけ作りのために)

(2)SNSでの応募を実施(より多くの人が参加できるよう)

と2つの点を改良し、よりバージョンアップしたプロジェクトにしたいと考えています。

 

【本件についてのお問合せ】

島ぜんぶでおーきな祭 広報・宣伝チーム(株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー) 担当:永井・大竹(03-3209-8290)

 

「JIMOT CM REPUBLIC 2018 募集要項」

この企画は、一般の人から地元の魅力を盛り込んだCMのアイディアを募集し、各部門の優秀作については、よしもとスタッフらが実際のCMに仕上げるお手伝いをするものです。CMは、島ぜんぶでおーきな祭(4月19日~22日)のイベントで上映し、各部門のグランプリ作品が選ばれ賞金が授与されます。

 

実施部門

  • 全国46都道府県の作品(優秀作5作品をCM制作、グランプリ賞金47万円)
  • 沖縄県全41市町村の作品(優秀作41作品をCM制作、グランプリ賞金41万円)
  • アジア・ASEAN諸国の作品(優秀作10作品をCM制作、グランプリ賞金未定)

テーマ

CMアイディアのテーマは、吉本興業グループが普及に取り組むSDGs(持続可能な開発目標)にちなんで、

   SDGs「みらいへつなぐ、じもとのちから」

です。参加者の身近なところにある、みらいへ残したいものを映像に収めてCMをつくります。よしもとのSDGsへの取り組みについては、

コチラ→http://www.yoshimoto.co.jp/sdgs/

応募方法

f:id:UNIC_Tokyo:20180126173241j:plain

参加者は、テーマに合った動画(30秒以内)をTwitterやインスタグラムに

「 #JIMOTCM 」のハッシュタグを付けて投稿します。

【スケジュール】

募集期間: 1月22日(月)~3月4日(日)/審査期間:3月5日(月)~

CM制作作品発表:3月中旬

 主催:沖縄国際映画祭実行委員会 ©沖縄国際映画祭/よしもとラフ&ピース

 

詳細は島ぜんぶでおーきな祭ホームページをご参照ください。http://oimf.jp/jimot/ 

 【本件についてのお問合せ】

島ぜんぶでおーきな祭 広報・宣伝チーム(株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー)担当:永井・大竹(03-3209-8290)

ホロコーストの生きた記億を残す - 若手デザイナーたちがポスターを作成

 ~1月27日は ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」

   f:id:UNIC_Tokyo:20180123174550j:plain

ユダヤ強制収容所アウシュビッツが開放されたのが、1945年の1月27日。国連総会はこの1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めました(2005年11月1日)。ユダヤ人の3分の1、そして無数のマイノリティーの人々が殺害されたホロコーストを再確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することがこの国際デーの目的です。

今年の国際デーに向けて、ポスター・デザイン・コンテスト:「生きた記憶を残すために:私たちが共有する責任 (Keeping The Memory Alive – Our Shared Responsibility)」が開催されました。これは、国連広報局の「ホロコーストと国連アウトリーチ・プログラム」イスラエルホロコースト記念館(ヤド・ヴァシェム)の国際ホロコースト研究院が共同で企画したものです。世界から150点を越える作品が集まり、以下に入賞作品12点のポスターをご紹介します。

第一位  –  ジュリア・ブランカロニ・クリストフィ (ブラジル)

First Place - Julia Brancaglione Cristofi; Brazil

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123143536j:plain

作者のことば:

「生きた記憶」は、三部作からなる「ホロコースト – 命、記憶、そして抵抗」の一つ。これは、記憶を生かし続けることを目的としたコレクションである。 この作品は、ホロコーストで生き残った人々の肖像画を用いており、それは紛れもなく大虐殺の永遠なる証拠だ。人類の共同責任として、全ての人々によって長く留めるべき生きた記憶だ。命と自由の大切さが示されている。

第二位  –  ヤエル・ボヴェルマン (イスラエル

Second Place - Yael Boverman; Israel

     f:id:UNIC_Tokyo:20180123143654j:plain

作者のことば:

子どもの頃にホロコーストを経験した私の祖母。彼女の家族写真を用いて殺伐で痛々しい印象を与える作品を描いた。

第三位  –  アデリーナ・シェイドリーナ (ロシア)

Third Place - Adelina Shaydullina; Russia

        f:id:UNIC_Tokyo:20180123143923j:plain

作者のことば:

私たちの多くは、携帯電話で映画を観たりフィクションの本を読むことで、ホロコーストの犠牲者をしのんでいる。もちろん、何もしないよりは良いが、実際に起きた出来事と、こういった画面の中のストーリーに、一体なんの共通点があるのだろう?21世紀に生きる人間によって生みだされる写真や言葉が、一体どのようにホロコーストの犠牲者の苦しみを伝えられるというのだろう?それは不可能だと私は思う。だから時には、目で見える文字で表された情報から離れ、立ち止まって、黙祷の時間を持ちたい。

その他の入賞作品

べラ・ぺスコベット (ロシア)

Vera Peskovets; Russia

     f:id:UNIC_Tokyo:20180123144028j:plain

作者のことば:

記憶を留めるということは、次世代の子どもたちにその記憶を伝えることだ。私はこの作品にホロコーストの記憶を未来の世代に伝えたい、という思いを込めた。黒い煙はホロコーストの暗い記憶を表し、ヘッドフォンは世代間のつながりを象徴している。

 ドラ・フェレンツィ (ハンガリー

Dora Ferenczy; Hungary

       f:id:UNIC_Tokyo:20180123144127j:plain

作者のことば: 

私はユダヤ人家族に生まれた。このテーマに対し、慎重で、意義があり、あまり固定観念にとらわれない取り組みをすることは私にとってとても難しい。私は、叔父と父親と共に1つの長期プロジェクトに取り組んだ。集められる限りの写真や情報を用いて家計図を作成することだ。この図からみえる彼らの生誕地と人生の終焉の地が、一目で多くを物語っている。地名からも明らかだが、数多くの命に与えた戦争の影響を示すために写真を含めた。また、タイトルである「生きた記憶を残すために」にも見事にマッチしている。というのは、私たちの生きる今は、過去の世代と深く関わっているから。

エリック・フラヴィオインドネシア

Eric Flavio; Indonesia

       f:id:UNIC_Tokyo:20180123144254j:plain

作者のことば:

タトゥーとは、ある出来事や物事の象徴的な記憶である。手首に傷(自殺未遂を示すもの)を負った少女の右腕にはダビデの星が「タトゥー」されている(ダビデの星とは、ユダヤ人であることを示すために腕章に縫い付けられたもの)。ホロコーストの恐怖は何年も前に終わったものではなく、今なお次世代の人々に付きまとう。彼らを取り巻く環境やその家族にさえ、ホロコーストの恐ろしい記憶は宿っている。タトゥーをした少女はその重さに潰されそうになっているのだが、隣には男性が寄り添い彼女を支えている。このように、心の支えによって今のユダヤ世代を支えることができる。

 ヒラー・ウィルチェック&ロテム・ゲズンテルマン(イスラエル

Hila Wilchek and Rotem Gezunterman; Israel

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123144343j:plain

作者のことば:

このポスターでは、ホロコーストの犠牲者による手書きのサインによって1つの肖像画が形作られている。各人はそれぞれ個人としての象徴となるサインを持っている - サインの向こう側にある人間の顔。

リロン・テヴェット(イスラエル

Liron Tevet; Israel

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123144503j:plain

作者のことば:

この作品は、ホロコーストを生きる一人ひとりについての物語を語っている。登場人物は、ヤド・ヴァシェムに保管されている資料や日記をもとに設定されており、ホロコーストが始まる前とその時代における生活を記録している。その日記は、実際にホロコーストを経験した人々の物語であり、彼らの世界がつまっている。ホロコーストによって彼らの人生は閉ざされ、まだ語られていない物語は数え切れないほど多い。この作品は、ホロコーストを生き延びた者、そして、資料や写真として記録されず語られないままの犠牲者を表している。今も健在の、ホロコーストを経験した人々から直接話を聞くことは、とても重要だ。ホロコーストが決して忘れ去られることなく、ヨーロッパのユダヤ人家族とコミュニティーについて私たちの記憶に留まるだろうから。

エンゲル・ベガ(ペルー)

Angel Vega; Peru

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123144827j:plain

作者のことば:

私たちは平和に暮らしている。それは、ホロコーストによって平和を奪われた人たちの記憶を、私たちは失うことがないから。この作品の中の足を鎖に繋がれた鳩は、子どもたちを表している。平和に生きることを願いつつもホロコーストの犠牲となった子どもたちや人々だ。2羽の鳩は、死後、苦しみや幽閉から解き放たれ自由になった人々を表している。

エカチェリーナ・カルジャナヤ(ロシア)

Ekaterina Kalujnaya; Russia

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123144924j:plain

作者のことば:

ホロコーストは、残酷さの極みである。そのようなことが起きた、ということを考えただけで恐ろしくなる。この「ダビデの星」は神から私たちへのかけがえのない贈り物だ。一体どうしたら囚人と決めつけて憎むことができるであろうか。すべての星には命があり、家族がいる…彼らはまさに、非人道的行為の犠牲者だ。ホロコーストユダヤ人にとっての惨事だ。全ての人々はその恐ろしい時代について知るべきであり、記憶に留めなければならない。 

ヨアブ・カハナ(ロシア)

Yoav Kahana; Russia

      f:id:UNIC_Tokyo:20180123145012j:plain

作者のことば:

ダビデの星の穴は、ユダヤ人が地球上で迫害されてきた歴史の奥深さを表している。穴から伸びる根には、その記憶を残したいという願いが込められている。この星の上部の三角形は、砕けた墓碑として、今もなお起きている反ユダヤ主義行為を表している。

パンナ・ペトロ(ハンガリー

Panna Petro; Hungary

       f:id:UNIC_Tokyo:20180123145102j:plain

作者のことば:

ホロコーストに関する多くの恐ろしい出来事の中で、誰もが身近に感じられるものを探してみた。ホロコーストは、ユダヤ人だけでなくユダヤ人以外の人々の日常生活においても起きたものだからだ。この作品には、ひっそりと隠れながら沈黙のなかで生活するという非人間的な状態と、他の家族から受ける善意が描かれている。暗やみの中で、まるで存在しないかのように振る舞うような生活。ナチスに占領された町における一般的だが隠れ家である住居。ホロコーストについて不毛で間接的な視点と、1940年代の市民が直面しなければならなかった突然の変化との対照が強調されている。

ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)に寄せるグテーレス国連事務総長のメッセージはこちら

 国連広報局「ホロコーストと国連アウトリーチ・プログラム」のウェブサイトはこちら>>>

http://www.un.org/en/holocaustremembrance/2018/calendar2018.html

 ポスター・コンテストに関するホロコースト記念館(ヤド・ヴァシェム)のウェブサイトはこちら>>>

http://www.yadvashem.org/education/international-projects/posters.html

ジャパンSDGsアワード受賞団体そろい踏みの会は、会場も巻き込んですごい熱気でした!

f:id:UNIC_Tokyo:20180123124031j:plain

国連広報センター所長の根本です。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

新しい年になってからも、様々なセクターからSDGsに関する企画のご提案が次々と弊センターに寄せられています。SDGsの実施3年目の今年はSDGsが日本社会に一層定着して広がっていくだろうと年初から手ごたえを感じている次第です。  

そんな中、先日個人的にも感慨深い会合がありました。日本政府はSDGsの推進について顕著な功績のあった団体を顕彰する「ジャパンSDGsアワード」を設け、その第一回の受賞者の発表が年末の12月26日にありました。内閣総理大臣賞1団体、内閣官房長官賞3団体、外務大臣賞2団体、SDGsパートナーシップ賞6団体の計12団体表彰されましたが、その全受賞団体の代表が全国各地から勢ぞろいしてプレゼンテーションするという政策分析ネットワーク主催のシンポジウムが1月20日に開催されたのです。私も外務省でSDGsを統括している地球規模課題総括課の甲木課長、朝日新聞SDGs取材チームの北郷記者とともにコメンテーターの一人として参加しました。 

f:id:UNIC_Tokyo:20180123164702j:plain

左から外務省国際協力局地球規模課題総括課 甲木 浩太郎 課長、国連広報センター 根本かおる所長、朝日新聞社 北郷 美由紀 報道局デスク

「ジャパンSDGsアワード」に関しては、審査員の一人として280余りの応募書類を読み込んで採点するという「産みの苦しみ」に携わってはいるものの、当事者によるプレゼンテーションに触れるのは初めてでしたから、大いに刺激を受けるとともに、苦労して審査した甲斐があったと感じ入った次第です。会場に補助椅子を多数用意するほどの満席で、3時間という長丁場ながら集中して聞き入ってほとんどの方がプログラムの最後まで残り、スピーカーの情熱と会場からの発表者に向けられる熱い視線との相乗効果で、会場は実に熱かったです!組織のトップが遠方から駆けつけてプレゼンテーションしてくださるケースも多く、トップの思いがチームに共有されてチームからの問題意識と共感に裏打ちされるという、トップ・ダウンとボトム・アップのバランスが取れていると感じられました。

f:id:UNIC_Tokyo:20180123124347j:plain

満席の会場

今回各審査員の審査を集計してみると、図らずも上位に企業、自治体、協同組合、NPO、大学、小学校と多様なアクターが選ばれ、また業態・文脈も化学製品、飲料メーカー、流通、エンターテインメント、国内での障害のある被災者支援、妊産婦支援の国際NGO、ESDを核にした大学、イノベーションを核にした大学、ユネスコスクールのネットワークを広げた小学校、公害を乗り越えた工業都市、山間地の自治体と、実に多岐にわたるものでした。まさにマルチ・ステークホルダーで取り組むSDGsの美しさと新しさを体現するような受賞結果となりました。

f:id:UNIC_Tokyo:20180123153126j:plain

第1回ジャパンSDGsアワード報告会に登壇した参加者とともに

さらに、MDGs、ESD、環境未来都市など、SDGsができる前からあった枠組みを活用して長年活動を蓄積してきた団体も多かったのも特徴です。SDGsという新たな武器・世界共通の物差しを得て、SDGsの新たな切り口、すなわち「誰も置き去りにしない」という包摂性の原則や「普遍性・統合性」という国内と国外、分野間を密接不可分につなぎながら取り組む姿勢や、様々なアクターを巻き込む「参画型」などを通じてそれまでの活動の積み重ねにさらに付加価値をつけて取り組もうという気概がビンビン伝わってきました。SDGsには、世界レベルの議論に政府の対応をまたずに民間や地方自治体が直接つながることのできる「窓」の役割もあり、やる気のある団体はどんどん行動を先に進めていることが見て取れました。さらに、それぞれの団体で核になる分野・ゴールをいかに有機的に総合力で推し進めているのかという点は、自分自身の日頃のマネージメントを考える上でも大いに参考になります。

発表してくださった受賞団体の代表の方々は以下の通りです。

ジャパンSDGsアワードは今後も続きますから、より多くの団体の方々にチャレンジしていただきたいと願っています!

f:id:UNIC_Tokyo:20180123170641g:plain

報告して下さった第1回ジャパンSDGsアワード受賞者のみなさん



 

国連広報センター(UNIC)インターンで学んだこと

 

こんにちは。国連広報センターで2017年9月から12月まで、3ヶ月インターンをしていた、山田奈菜実です。私は多摩美術大学を卒業後、アイルランドで留学をし、その後この国連広報センターのインターンとして働かせていただきました。国際機関の広報という立場に短い間ですが置かせてもらい、様々なことを学ばせていただきました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222143929j:plain

 

インターンは毎日、日本語6社、英語2社の新聞を読むことから始まります。国際関係のニュースをメインにクリッピングをすることで、自身の知識を莫大に増やすことができます。また、その際に他の様々なバッググラウンドを持ったインターンのと、国際問題についての各々の意見を交換し、時には議論することで、多角度から物事を考えることが出来ます。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222153155j:plain

毎朝の新聞作業は、国連が扱う国際問題を正確に知るためにも大切な作業です

 

新聞が終わった後、インターンは各々自分の業務に移ります。例えばメディアモニタリングという、主に日本で国際的な出来事が起こった時に、紙の新聞だけではなくインターネットやテレビや共同通信社など様々な媒体から、ニュースを調べる作業です。報道の仕方の違いや取り上げられ方の違いを感じ、比較することは大変勉強になりました。

 

国連広報センターのインターンは学部生からも受け入れているので、他の国連機関のインターンより、バックグラウンドに多様性があります。時にはお互いの知識を共有しあいながら、国連に限らず様々なことを語り合います。いつも4、5人のメンバーで成り立つインターンたちは笑いが絶えません。

 

また、私は美術大学卒業ということで、国連広報センターにおける様々なグラフィックやアートといった観点からも物事を見させていただきました。TwitterFacebookの広報活動に携わらせていただいたり、広報活動の画像やヘッダーも制作させてただきました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171031124153j:plain

SDGsクッキー。手書きで描かれた17の目標が美しいです。

また、国連広報センターには様々な配布物があります。国連の基本を教える「国連の働き」や「SDGsナマケモノにもできるアクションガイド」、国連の定期刊行誌「Dateline」…。1つ1つの資料に目を通すだけで、国連についてより深く知れます。職場のふとした所にも、知識が溢れているのです。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222155516j:plain

国連広報センター発行の刊行物。国連大学1階でも手に入れることが出来ます。

深く学んだ物事の1つとして、国連が2020年までに掲げている目標「持続可能な開発目標~SDGs」があります。その目標について、企業の方や民間の方から毎日くる様々な質問に応対するのもインターンの仕事です。おかげでSDGsについて、国連の中の立場から深く知ることが出来ました。

  

 私がインターンとして携わった期間は、特にイベントやゲストが多い時期でした。国連NY本部から事務総長アントニオ•グテーレス氏がお見えになり実際に講演を聞き、加えてお会いする機会にも恵まれました。この機会を設けてくださった職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。 

f:id:UNIC_Tokyo:20171214172003j:plain

右手前、アントニオ・グテーレス国連事務総長インターン。日本記者クラブにて。

 

また、その他にもアミーナ・J・モハメッド国連副事務総長や、マーヘル・ナセル国連広報局アウトリーチ部長がおいでになって講演会とレセプションに参加させていただく機会もいただきました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171003154300j:plain

アミーナ・J・モハメッド副事務総長とUNICの職員と

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222143925j:plain

マーヘル・ナセル国連広報局アウトリーチ部長とインターン

 

イベントでは、SDGsフォトコンテスト2017の運営をさせていただきました

フォトコンテストについて知りたい方はこちら。

http://www.unic.or.jp/news_press/info/26339/

 

国連ニューヨーク本部のニュースにも取り上げられました。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=57955#.WkNt5WK0OMl

bit.ly

 

このイベントは職員の方1人とインターンによって運営されました。

審査をはじめ、受賞者の連絡、受賞作品の翻訳作業、商品手配や当日のプレゼン資料もすべてインターンの仕事でした。

 

私はNikon様と一緒に、受賞作品を扱った大きなパネルを作らせていただきました。

f:id:UNIC_Tokyo:20171227171203j:plain

制作した作品パネル。ここで使われる日本語の翻訳作業もインターンが担当しました

このパネルは現在上智大学が所有しており、申し込みさえすれば無償で貸し出しもできます。興味のある方は是非上智大学の広報室に連絡をしてください。

f:id:UNIC_Tokyo:20171227170422j:plain

上智大学でのフォトコンテスト展示(2017年12月14日)


 

受賞後は朝日新聞をはじめ、Japan TImesなど多くのメディアに取り上げてもらいました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222143920j:plain

2017年12月31日 朝日新聞朝刊


 

また、大賞受賞者のルイスさんをブラジルからお呼びする機会を設けました。はじめは緊張していましたルイスさんは、授賞式を経て会話を重ねるうちに写真の話やコツなど様々なことを語ってくれるようになりました。

ルイスさんとインターンのインタビューはこちら。

http://blog.unic.or.jp/entry/2017/12/08/153326

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222143913j:plain

カメラをいじる著者

 

国連広報センターのインターンは、一言では書き表せないほど、様々な出来事に溢れた3ヶ月間でした。

またビジネスとして英語を使う職員の方々の語学力と専門性の高さに驚き、その仕事を拝見させていただくことで大変勉強になりました。

国連広報センターの職員のみなさん、そしてインターン仲間のみんな、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。

 

2017年12月27日 インターン 山田奈菜実

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171227163418j:plain



 

写真で綴る、国連事務総長の訪日 

今年1月1日に就任したアントニオ・グテーレス国連事務総長が、日本滞在時間24時間という短時間ではありましたが、就任1年目に日本を訪問。気候変動のパリ協定採択からちょうど2年にあたる12月12日にフランス政府・国連・世界銀行がパリで共催した「One Planet Summit」出席後、飛行機に飛び乗り、13日夜に東京に到着。14日は朝7時50分から夕方5時40分まで、多くの重要なステークホルダーに会うために、まさに分刻みの日程をこなしました。UHCフォーラムスピーチでは、UHCが単に健康だけでなくSDGs全体の推進の礎であることを強調するとともに、2019年に国連でUHCサミットを開くことを明らかにしました。さらに、様々な機会をとらえて日本への感謝と多国間主義への日本の貢献に対する期待を繰り返し伝えました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103236j:plain

JICA(国際協力機構)北岡理事長の表敬

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103755j:plain

中根外務副大臣主催の国会議員との懇談会 - ポルトガルの議員・首相を務めた事務総長は、日本の国会議員との懇談はこれが20回目、とのこと!

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103349j:plain

UHC Forumハイレベル会合にてスピーチ

  

SDGs市民社会ネットワークとの対話

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103833j:plain

官邸での儀じょう隊による栄誉礼

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171222100123j:plain

安倍総理大臣と会談

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103902j:plain

安倍総理大臣と共同記者発表

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103915j:plain

安倍総理大臣主催昼食会

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220103951j:plain

上智大学にて「グローバル課題 ~ 人間の安全保障の役割」をテーマに講演

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220104005j:plain

外務省主催国連壁新聞コンテスト受賞者との記念撮影

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171221113644j:plain

 上智大学学長・理事長と懇談

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220104044j:plain

f:id:UNIC_Tokyo:20171220112138j:plain

 国連アカデミック・インパクト参加大学の学生たちとの対話

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220105614j:plain

日本記者クラブでの記者会見  ー 日本記者クラブによると、同クラブでの記者会見は8回目となります!

 

 

日本記者クラブに駆け付けた上川法務大臣と握手

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220110254j:plain

UNICチームと写真をパチリ

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171220112037j:plain

空港の待合室でUNICチームとパチリ

 

                         f:id:UNIC_Tokyo:20171221112421j:plain

強行軍をこなしてニューヨークに戻ったのは現地時間の14日夜。翌15日には、日本の河野外務大臣が議長を務めた安全保障理事会朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)による核・ミサイル開発への対応を協議する閣僚級会合に出席しています。この閣僚会合は日本でも大きく報じられましたが、あの場に出席して発言した事務総長は日本からニューヨークに戻った直後で、事情を知る私は、映像を見て彼のスタミナに舌を巻いた次第です!事務総長は事務総長としては初めての訪日ですが、国連の立場では今回で15回目の日本訪問と語りました。今後定期的に日本を訪日してくれることを日本に拠点を持つ国連の事務所の立場から大いに期待しています。

 

UNICインターン、ブラジル人学生とSDGsについて語らう

 

SDGs学生フォトコンテスト2017大賞受賞者、ブラジルから来日~

  

ルイス・グスターヴォ・カヴァリェイロ・シウヴァ(Luís Gustavo Cavalheiro Silva)さん(以下ルイスさん)は、持続可能な開発目標(SDGs)学生フォトコンテストで大賞(外務大臣賞)を受賞しました。10月24日国連デーに行われた授賞式に出席するため、ブラジルから初来日しました。授賞式の翌日、ルイスさんは国連センターのインターンと共にSDGsについて話し合い、インタビューにも応えてくださいました。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171123155414j:plain

大賞(外務大臣賞)を受賞したルイスさんの作品 “WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性) COOCASSISとは、ゴミをリサイクルする組合のこと

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171123162153j:plain

ルイスさん 表彰式にて曄道 佳明 上智大学学長(左)、中根 一幸 外務副大臣(右) と

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171124142543j:plain

ルイスさんへインタビューする国連広報センターのインターンたち


インターン
SDGsフォトコンテスト外務大臣賞受賞おめでとうございます。ルイスさんにとって今回は東京での表彰式を兼ねての始めての海外旅行ですが、日本の印象はいかがですか?

ルイス:日本は清潔ですね。丁寧なサービスを提供してくれる店員さんの接客精神に驚きました。特にインフラがしっかり整えられていて素晴らしいです。バスや電車は時間どおりに来る。日本では5分で済むことが、ブラジルでは1時間かかるでしょう。また、このフォトコンテストを通じて日本が持続可能な開発目標に積極的に取り組んでいることを感じました。

 

インターンSDGsフォトコンテスト2017はどうやって知りましたか?そして、大賞に選ばれたということを初めて知ったときの感想は?

ルイス:サンパウロ州立大学で一緒にプロジェクトをやっている友達が偶然フォトコンテストについて知り、私に教えてくれました。 最初は応募しようか迷いましたが、その友達に勇気づけられ、自分が一番好きな写真をすぐ送りました。朝5時に東京から電話がきたときは、本当にびっくりしました。すごく嬉しくて、その日は仕事が手につきませんでした。

 

インターンルイスさんが写真を撮り始めたきっかけは?

ルイス:5年前にネットで興味のある写真家を見つけ、写真に興味を持ち始めました。私は、セバスチャン・サルガドエヴァンドロ・テイシェラなどの有名な写真家に影響され、ジャーナリズム系や新聞社に提供するような写真を撮りたいと思うようになりました。写真とPhotoshopYouTubeで勉強しました。初めて購入したカメラは高かったので、自分が働いて貯めたお金と合わせ、姉に費用を半分だしてもらい、やっと買うことができました。

 

インターン1002点の作品の中で一位に輝いた「“WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性)」はどういった経緯で撮りましたか?

ルイス:サンパウロ州立大学の都市建築の授業の一環として、大学と協力関係にある社会環境団体「COOCASSIS」とのプロジェクトで撮った写真です。このプロジェクトは大学や組合の知識を共有し、コミュニティーの距離を縮め、経済成長と環境保護を促進することを目的としています。自分の写真を通して、アシス市とブラジルの人々にCOOCASSISの活動を広め、リサイクルの重要性を意識づけたいです。

 

インターンルイスさんの写真に写っている女性の方はどんな状況に置かれていますか?そしてCOOCASSISはアシス市の女性たちにどのような役割を果たしていますか?

ルイス:COOCASSISの従業員の95%は女性です。そして写真に写っているPaula Henataさんもその一人です。Paulaさんには幼い息子がいて、彼女はひとりで彼を育てています。Paulaさんのように、若くして妊娠し、勉強を中断せざるを得ない女性が数多くいます。また、彼女たちは、学歴がないため、安定した雇用を得るのが難しい状況におかれています。しかしCOOCASSISで働くことで、女性たちは公正な賃金を得ることができ、Paulaさんはなんとか息子を養うことができています。またこの組合は、彼女にとって自分の声を発信できる場でもあり、彼女のような状況に置かれている女性を勇気づける重要な役割を果たしています。ある従業員の方は自分で収入源を得られるなら男なんか必要ないと言っていたそうです。

 

 インターンルイスさんの夢、そしてこれからの目標を教えてください。

ルイス:私にはいろいろな目標と夢があります。ブラジルではまだリサイクルのノウハウの認知度が低いため、来日前にリサイクルのやり方と重要性を広め意識づける活動を開催する準備をしていました。準備は万端なのでブラジルに戻り次第、再び始める予定です。長期的な目標としてはこのプロジェクトをより広範囲に、各地域に合った手段で広めていきたいです。今回大賞(外務大臣賞)を受賞した「“WOMAN OF COOCASSIS!” (リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性)」はブラジルにとって持続可能なリサイクルの道への第一歩になると思います。

また個人的には、写真と歴史への興味を両立できる仕事がしたいので、プロの写真家と歴史の教授になるのが夢です。ブラジル全土を回って、母国の素晴らしいことや隠蔽された問題の両方を発信し、これを素材にした自作のドキュメンタリーを作る夢もあります。

 

インターン最後に来年のフォトコンテストの応募者達に向けてのメッセージをお願いします。

ルイス:私はデヴィッド・ボウイの大ファンです。彼の代表曲のひとつに「ヒーローズ」という名曲があります。そこで彼は「僕らは英雄になれる、一日だけなら(We can be heroes for just, just for one day)」と歌っていますが、もし自分がボウイさんだったら、「僕らは毎日英雄になれる(We can be heroes everyday)」と歌いたいですね。なぜなら、リサイクルのような一人一人の日々の小さな行いが、いつの日か身を結び、世界をよりよい方向へ変えられると信じているからです。

 好きな写真家のなかにインスピレーションをみつけ、自分を信じ夢を実現して下さい。

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171124112846j:plain

外務大臣賞品、ニコンD7500カメラで表参道の街を撮影中のルイスさん。傘をリュックに引っ掛け、シャッターチャンスを逃しません



f:id:UNIC_Tokyo:20171124140421j:plain

ニコンD7500のクオリティの高さに思わず満足げな笑みを浮かべる。実は初めてのの海外旅行。「東京はブラジルと全く違う場所」とルイスさん

f:id:UNIC_Tokyo:20171124140947j:plain

明治神宮に到着。大学では、歴史専攻のルイスさん。歴史的建造物の撮影に熱が入ります




f:id:UNIC_Tokyo:20171124150829j:plain

インターンに撮影のコツを伝授するルイスさん。思い出に遺したい写真はポラロイドカメラで撮るのが最適

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171124141424j:plain

参拝方法をインターンに教わるルイスさん。日本文化も体験しました

f:id:UNIC_Tokyo:20171124110945j:plain

絵馬を興味深そうに眺めるルイスさん。中にはポルトガル語で書かれている絵馬もありました


最後の一言

写真一枚の裏にこんなたくさんのストーリーがあったなんて思いもしませんでした。写真は素晴らしいですね。ルイスさん、これからの活躍を心から応援しています。また、授賞式・インタビューを通し、通訳に協力してくださった磯部さん(上智大学)ありがとうございました。

 

ルイスさんのインスタグラムはこちら>>> luisgcavalheiro

こちらもぜひ、フォローしてください!

 

SDGs学生フォトコンテスト2017 関連記事

コンテストサイト〉〉〉 

 

国連広報センタープレスリリース〉〉〉 

SDGs 学生フォトコンテスト2017 ブラジルのルイス・グスターヴォ・カヴァリェイロ・シウヴァさんが 大賞(外務大臣賞)を受賞! | 国連広報センター

はてなブログ〉〉〉 

SDGs 学生フォトコンテスト2017 ブラジルのルイス・グスターヴォ・カヴァリェイロ・シウヴァさんが 大賞(外務大臣賞)を受賞!~身近なSDGsの課題をカメラで捉える~ - 国連広報センター ブログ







 

 

f:id:UNIC_Tokyo:20171124142543j:plain

マーヘル・ナセル国連広報局アウトリーチ部長が訪日

所長の根本です。国連広報センターは多くの国連の高官の訪日の受け入れをサポートしています。この秋も高官の訪日ラッシュが続いていますが、日本がそれだけ大切な国連加盟国であることのあらわれでしょう。そんな中、私たちにとってひときわ嬉しかったのは、国連広報センターが所属する国連広報局から、アウトリーチ部門を統括するマーヘル・ナセル部長が3年ぶりに日本を訪問してくれたことです。 

 自身がパレスチナ難民のナセル部長は、11月5日のニューヨーク・シティー・マラソンで「パレスチナの女性が大学に進学して学ぶための奨学金のために走るので、どうぞ応援してください!」と奨学金のための寄付を呼び掛けつつマラソンを完走し、大変な筋肉痛をかかえながら翌6日に飛行機に飛び乗り、成田に到着後、国連アカデミック・インパクトに参加する20の大学の代表との懇談会に直行して来てくれました。今年1月に就任したグテーレス新事務総長の優先課題についてフレッシュな情報満載のナセル部長のプレゼンテーションは、出席してくださった大学関係者や学生たちを大いに刺激したことでしょう。

f:id:UNIC_Tokyo:20171114172834j:plain

UNAI懇談会でスピーチするナセル部長

f:id:UNIC_Tokyo:20171114172954j:plain

 UNAI懇談会参加者と共に

8日には国連広報センターと連携してSDGs広報に積極的に取り組んでいる吉本興業、そして世界6大広告代理店のパートナーシップで展開する「common groundSDGs広告キャンペーンに参加する電通を表敬。

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173131j:plain

ペッパー君が吉本興業の受付でお出迎え(東京・新宿)

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173024j:plain

吉本興業(東京・新宿)にて

さらに、築地本願寺で「仏教 x SDGs」をテーマに開催された次世代リーダーズサミットにて、SDGsと若者をテーマに基調講演しました。衆生救済をかかげる浄土真宗として、SDGsを通して一人でも多くの人々の苦悩を解決する道を解決するためにSDGsを深く学びたいという趣旨で開催されたシンポジウムで、今日の若者こそがSDGs推進の中心的役割を担うという思いから、会場には多くの学生たちも参加していました。

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173342j:plain

築地本願寺、次世代リーダーズサミットでスピーチを行うナセル部長

 改装されたばかりの築地本願寺の荘厳な雰囲気な中での基調講演で、貴重な機会となりました。演台もご本尊の前の畳敷きの場に設けられ、ナセル部長は靴を脱いで演壇に向かったわけですが、ふと彼の足元に目をやると、なんとSDGsのロゴとアイコンとを彷彿とさせるようなカラフルな靴下が!あとで尋ねると、「男性はオシャレできるアイテムが限られているので、靴下は楽しく装いたいと思って、『happy socks』のものしか今は履いていません」。何とも有言実行のナセル部長らしい! 

f:id:UNIC_Tokyo:20171116103222j:plain

仏教とSDGsの関係についての議論にナセル部長も加わる。モデレーターには、キャスターでFAO親善大使(日本担当)を務める国谷裕子さんが。

そして9日には京都で浄土真宗の大学である龍谷大学SDGsにて講演し、学生たちから質問が途絶えませんでした。

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173420j:plain

龍谷大学にて

最終日の10日には国連諸機関の代表や国連大学で学ぶ学生たちを対象に意見交換するとともに、明治大学にて土屋学長を表敬。スタミナの途絶えない、まるで情熱の塊のようなナセル部長から大いに刺激を受けた4日間でした。

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173459j:plain

国連諸機関の代表との意見交換(国連大学

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173550j:plain

国連大学で学ぶ学生たちと意見交換

f:id:UNIC_Tokyo:20171114173727j:plain

SDGs 学生フォトコンテスト2017でTOGETHER賞を受賞した大橋彩香さん(明治大学)の作品 “EDUCATION FOR REFUGEE CHILDREN”(教育という希望)を手にする土屋明治大学学長(右)とナセル部長(左)